第16話・嵐の前の静け・番外・影崎楽奈:変化した未来
第16話・嵐の前の静け・番外・影崎楽奈:変化した未来
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«これは影崎楽奈の、過去の記憶。≫
あの頃、ぼくには名前がなかった。
呼ばれる時は、いつも――67番。
記憶がある時から、ぼくは他の子たちと一緒に、この施設の中にいた。
純白の部屋。
壁も床も、天井も、すべて白。
毎日、白い服を着た大人たちに指示され、同じ時間に起き、同じものを食べ、同じ時間に戦闘訓練を受ける。
変わらない日々。
変えてはいけない日々。
――でも、あの日だけは違った。
ぼくは純白の廊下を歩かされ、
何もない、真っ黒な部屋に閉じ込められた。
どれくらい時間が経ったか、分からない。
このまま、ここで死ぬのだと思った。
(……反抗、できるなら……)
そう考えた、その時。
いつの間にか、手元に見知らぬナイフがあった。
扉が開き、白い服の人の中に一番偉いそうの人が入ってくる。
飢えと疲労で意識が朦朧としていて、言葉の意味は分からない。
「成っ⬛⬛!67番は⬛⬛⬛⬛に成った!!理論は正しい……覚醒に必要⬛⬛⬛⬛『⬛望』だ!この理論で組織に帰⬛⬛⬛⬛⬛⬛……だが、これは遅い……もっと効率的⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛⬛」
その後の記憶は、途切れている。
*
次に目を覚ました時、ぼくはまた白い部屋に戻っていた。
でも――他の子たちの何人かが、いなくなっていた。
日常は、少しだけ変わった。
今度は、怪物と戦う訓練。
人型の「何か」と戦う。
ナイフを握ると、影が伸びる。
黒い布のようなスカーフが現れ、影を操る、不思議な力。
戦うのは嫌いだった。
でも、戦わなければ、消される。
だから、必死に戦った。
そんな日々の中で、気づけば、話をする子が増え、友だちのような存在もできた。
――けれど、戻らない子は増えていく。
最後に残ったのは、ぼくと97番、二人だけだった。
次は、どちらが消えるのか。
怖くて、隅で震えていた時――
「大丈夫だよ、67番」
97番は、ぼくの手を握った。
力強く、抱き寄せるように。
「一緒に逃げよう。私は外から連れてこられた。外は、ちゃんと存在してる。なら、逃げ道はある」」
彼女は、静かに続ける。
「私の力は火。67番の力は影。次に扉が開いたら、私が燃やす。その隙に、影になって逃げて」
ぼくは、震えながら聞いた。
「……ぼくが、影になる?でも、97番は?」
彼女は指先を、小さな火に変えた、微笑んだ。
「私は大丈夫。反抗しないまま消えるのは、嫌だから」
その言葉は、深く、ぼくの中に残った。
「……二人で、逃げよう」
*
翌日。
扉が開いた瞬間――97番は全力で火を放った。
「いまだ!行け!!」
97番の全身が、炎に包まれた。
制圧用の武器も、装置も、すべて燃え落ちる。
ぼくは影に溶け込み、初めてだったけれど――できた。
純白の廊下を、影から影へと跳んだ。
疲労が襲う――それでも、止まらない。
やがて、出口が見えた。
外に出た瞬間、反抗することが、こんなにも――息ができることだと、初めて知った。
「……外の世――!?」
安心した、その時、うっかり実体に戻った瞬間――。
――雷鳴のような音。
腹部を貫く、激痛。
あれは銃声。
そしてこの赤い光の軌跡は訓練で何度も見た、赤色弾丸。
逃げなきゃ。
それだけで、体を動かした。
考える暇もなく、逃げた。
ただ、前へ。
*
どれくらい走ったか、分からない。
力尽き、地面に倒れた。
(……ここまで、か)
また、死ぬと思った、そう思った時。
「こわくないよ猫ちゃん~……あれ?猫は確かにこの方向――え?倒れてる子!?酷い怪我、しっかりして!」
男の声が響いた、ぼく体が支えられた。
「支部、応答してくれ。こちら連絡員の天城暁。重傷の少女を発見、至急治療魔法を要請する!」
その人は、ぼくの手を握った。
……あたたかい。
そこで、意識が途切れた。
*
「……知らない、天井」
まだ真白な場所に目を覚ます。
連れ戻されたのかと一瞬思ったけ、手元にナイフを呼び出し警戒する。
れど、周囲の空気は、まったく違った。
治療は間に合ったが、後遺症は残った。
魔力が常に漏れ、影が尻尾のように、背後に揺れる。
目覚めたのぼくに説明する、なんがぼくは「野生の魔法少女」みたいなもの、その後は魔物対策局に登録された。
何故か傷であそこに倒れたに質問され、ぼくは正直に言いましたが、話を聞いた局の人たちは、混乱して上級に連絡する。
その後、ぼくの話を聞いたの局長は激怒し、自ら施設の捜索を指揮した。
文字通り「地面を、消し飛ばす」勢いで――結果、そこには地下に埋めた施設が発見しました。
でも、それは半壊した建物だけ、そこに残っていたのは、焼け落ちた残骸だけだった。
こうして、ぼくは外の世界に出た。
戦えるから、追加訓練も不要。
そのまま、兄さんの小隊に入った。
兄さんから名前も、もらった。
影崎楽奈。
大切にしている。
以前より、世界は面白い。
特に命の恩人の兄さん、猫を追いかける時間。
でも――97番のことは、忘れない。
夜、猫を探す時と同時に、彼女の姿も探している。
…きっと、約束を破らない。
そう、信じている。
*
「……重すぎて、何て言えばいいか分からない」
小夜が、正直に言った。
楽奈はいつも無表情で、あまり自分のことを話さない。
まさか、こんな過去があるなんて。
「だから……楽奈ちゃん、お兄さんに懐いてるの?」
「……うん。だいぶ、べったりすると安心ができるから」
彩音と奏も、静かに言う。
「97番、探そう。彩音も手伝う」
「わ、わたくしも……」
「……ありがとう」
楽奈は、少しだけ微笑った。
その笑顔は、とても眩しかった。
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影崎楽奈
魔力と共鳴した願いは「この闇に、反抗する力が欲しい」
→《影の魔法》は影の操作や武器生成できる。豊富な戦闘経験により、自身を影化可能に進化された。
→強制覚醒の影響で魔法少女の中にも外見年齢が極端に幼いロリ姿、外が見えないの施設の生活で年齢不明
→魔弾による古傷の影響で魔力が常時漏出、影の尾として表現する。自然回復は相殺されて、魔力供給のみ魔力回復できる。
→無表情でマイペースのっ子、猫のような印象が残した。敵意に敵意で向かう、好意に好意で向かう。
→施設の経歴で、いつでも反撃できる為に、ローブの下に動きやすい布が少ないの服を着ます。もし武装を解除すれば一気に混乱され、精神が幼児退行する。
→心像投影の杖はナイフ。性格もそれを反応する、いつだって反応できるように、常に警戒を解かない。




