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Epilogue
Epilogue
Phase/ウィンクルレイン・メルクリオ
いつもよりも深く沈んだ二つの車輪が、夜の帳の中を白い蒸気の尾を引きながら滑っていく。
「そうだ、カナリア。
一つ頼みがあるんだけど」
「はい。なんでしょうか。ウィンクルレイン」
「俺のことウィンクルレインって呼ぶの、やめてくれないか」
「では、ご主人様とお呼びすれば──」
「──それだけは勘弁してくれ」
「では、どのようにお呼びすれば良いのでしょう」
「ウィルでいいよ」
「…………」
「カナリア?」
「…………承知しました。ウィル」
どうして、ちょっと不服そうなんだ。
Episode 1: 『名も無き少女のAria』
End




