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最強ツンデレ闇令息に近づいたら溺愛されました  作者: Karamimi


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第91話:甲斐甲斐しく世話をしてくれます

 パチリと目を覚ますと、サターン様の目が合った。


「おはよう、マリオネット。ゆっくり眠れたかい?」


 私の頭を撫でながら、優しく話しかける。そうか、昨日サターン様は、目覚められたのだった。そして…


 そっとサターン様に抱き着いた。ダイレクトに伝わる温もりに、心臓の音も一気に早くなる。


「おはようございます、サターン様。私達昨日、夫婦になったのですね。なんだかまだ信じられなくて」


 サターン様が目覚め、その上こんな風に…


 恥ずかしいわ!私、何を考えているのかしら?早く何か着ないと。でも、サターン様の温もりが気持ち良すぎて、離れられない。それに服を着るためには、一度このベッドから出ないといけないし。


 さすがに裸を見られるのは、恥ずかしい。


「マリオネット、こっちを向いて。恥ずかしいのかい?可愛いね。今日はずっと、この部屋で2人きりで過ごそう」


「ですが、んんんんんっっっ…」


 一気に唇を塞がれる、そして…


「お待ちください、もう朝です、この様な事は…」


「俺たちは夫婦だ、問題ないよ。それとも、俺に触れられるのは嫌かい?」


 切なそうに私を見つめるサターン様、こんな顔をされたら断れるわけがない。


「嫌な訳がございませんわ、ただ、少し恥ずかしくて…」


「それじゃあ、マリオネットが恥ずかしくないくらい、沢山経験を積めば問題ないね」


 いや、そういう問題では…そう言う前に、再び唇を塞がれる。まあいいか、私たちは夫婦だし。それに何よりも、サターン様が私を求めてくれることが嬉しい。


 結局その後、何度も何度も愛し合い、気が付けば昼を過ぎていた。


「少し無理をさせてしまったね。お腹が空いただろう?ちょっと待っていて」


 ぐったりとベッドに横たわる私を他所に、さっと着替えを済ませると、私の服を持って戻ってきたサターン様。


「一旦この部屋は掃除に入るから、その間に食事をしよう。俺が着替えさせてあげるね」


 さすがに着替えは自分で…そう言おうと思ったのだが、手際よく服を着せられ、そのまま抱きかかえられて隣の部屋へと連れてこられた。そこには、豪華な食事が並んでいる。


「マリオネット、食べられるかい?俺が食べさせてあげるよ」


 サターン様が甲斐甲斐しく世話をしてくれる。


「お待ちください、あなた様は昨日、目覚められたばかりなのですよ。私は元気なので、サターン様の食事を…」


「俺はずっと眠っていたからね。使用人たちから聞いたよ、朝から晩まで、働きづめだったらしいね。睡眠もほとんどとっていなかったそうじゃないか。こんなに痩せてしまって。


 万が一マリオネットが倒れでもしたら、大変だ。これからは俺が君の健康管理も、しっかりするから。さあ、食べて」


 確かに私、この半年間色々と動いていたかもしれない。だが、苦痛に感じたことなど一度もなかった。むしろ楽しかったくらいだ。確かに睡眠時間は短かったかもしれないが、結構サターン様のベッドに顔をうずめて昼寝をしていたのよね。


 でもこうやって私の事を心配してくれるのだから、有難い事だろう。


「それではお言葉に甘えて、頂きますわ」


 サターン様に食事を食べさせてもらった後は、再び部屋へとやって来た。せっかくなので、領地の勉強を…そう思ったが、サターン様に取り上げられてしまった。


「マリオネット、今日だけはゆっくりしてくれ。領地の事も家の事も忘れて、俺の事だけを考えてほしい。さあ、こっちにおいで」


 再びサターン様にベッドに誘導される。そしてギュッと抱きしめられた。


「ずっと寝不足だったのだろう?2人で昼寝をしよう。お休み、マリオネット」


 サターン様が指をパチンの鳴らした瞬間、急に眠気が襲い、そのまま眠ってしまった。


 次に目覚めた時は、既に夕方になっていたのだ。またサターン様に抱きかかえられ、夕食を済ませた。


 さらに…


「次は湯あみだ。俺がマリオネットの体を綺麗にしてあげるね」


 そう言われて、お風呂場まで連れていかれる。


 さすがに湯あみは…そう言おうと思ったのだが、絶妙なタイミングで唇を塞がれた。そして手際よく服を脱がされ、2人でお湯につかった。


「これは、バラの湯ですか?」


「ああ、そうだよ。マリネットは花が好きだろう?さあ、次は体を洗ってあげるよ、こっちにおいで」


「サターン様、くすぐったいです。それに…」


 何だか変な感じがする。私ったら一体どうしてしまったのかしら?


 “マリオネット、可愛いね。さすがに湯あみを一緒にはまずかったね。すぐに出よう”


 耳元で呟くサターン様と一緒に湯あみを終えると、サターン様が一気に私の濡れた髪を魔法で乾かしてしまったのだ。


「サターン様、この様な事で魔法を使うのは…」


「この程度なら大丈夫だ。それよりも、もう我慢できそうにない…すまない、マリオネット」


 そのままベッドに倒されて、そしてそのまま…


 結局この日は何もしないまま、ずっとサターン様に甘やかされながら過ごしたのだった。

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