表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強ツンデレ闇令息に近づいたら溺愛されました  作者: Karamimi


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
67/94

第67話:親友との時間

「ぺスタナ殿下にあんな酷い事をされたのに、その様な事が言えるだなんて。本当に尊敬するくらい、心が広いのね。あなたが皆を虜にする理由が、改めてよくわかったわ。ディーズ公爵も、なんだか優しい雰囲気になった気がるのだけれど、それもマリオネットのお陰なのかしら?」


「お義父様が?いつもお優しい方よ。最近はあまり体調がよろしくなくて、心配しているのだけれど…」


「さすがマリオネットね。あなたならきっと、ディーズ公爵ともうまくやっていけるのでしょうね。冷酷非道で人の気持ちなど分からないと言われていた人の心まで、動かすだなんて…」


 何やら訳の分からない事を、ブツブツ呟くレア。たまにレアは、よくわからない事を呟く癖があるのだ。相変わらずの姿に、自然と笑みがこぼれる。


「さあ、事件後の話はこれくらいにして、ゆっくり話しましょう。私、マリオネットに報告したい話が、沢山あるの。マリオネット、その…来月の私たちの結婚披露パーティは、参加できそう?」


「ええ、もちろん参加する予定よ。だって大切な2人の結婚披露パーティなのですもの、私が参加しない訳がないでしょう?レアのウエディングドレス姿、とても楽しみにしているのよ」


「本当?よかった。サターン様の事もあるから、参加できないのではないかと心配していたの。でも、無理はしないでね」


「何言っているのよ。無理なんてしていないわ。そうそう、レアに渡したいものがあるの」


 近くに控えていた使用人に、あるものを持ってきてもらう様に頼む。


「お嬢様、お待たせいたしました」


「ありがとう。レア、これ、私が作ったの。もしよかったら、結婚披露パーティで身に付けてくれると嬉しいな」


 梱包された箱を、レアに手渡した。


「まあ、私に?開けてもいい?」


「もちろんよ。開けてみて」


 嬉しそうに包み紙を開けるレア。そこに現れたのは…


「まあ、なんて美しいサファイアのネックレスなの。まるでマンドル様の瞳の色みたい。こんな綺麗なネックレス、初めて見たわ。周りは獅子が描かれているの?すごいわ」


「ディーズ公爵家の領地には、立派なサファイアが取れるの。お義父様が特別に、一番いいサファイアを取り寄せてくれたのよ。せっかくだから、レアに贈りたいと思って、デザイナーと一緒にデザインしたの。お兄様は、獅子みたいに強いと昔レアが言っていたでしょう?だから、獅子をイメージしてみたの。それから、こっちがお兄様のブローチよ。


 レアの瞳の色をイメージして、エメラルドの宝石をあしらっているの。お兄様にも渡してもらえるかしら?」


「まあ、マンドル様にも?ありがとう、マリオネット。サターン様の件で、大変な時に。私達の為に、この様な素敵なプレゼントを準備してくれていただなんて…マンドル様と一緒に、結婚披露パーティの時に付けさせてもらうわ」


 涙を流しながら、レアが私に抱き着いてくる。


「レアとお兄様は、私にとって大切な人なのよ。これくらい当然よ。レア、どうかお兄様の事を、よろしくお願いします。あの人、結構無理をする事があるから」


「ええ、もちろんよ。必ずマンドル様を、幸せにして見せるわ」


 そう言ってレアが笑った。レアの笑顔が、私は大好きだ。本来なら親友として、一番大切な時期にもっと支えてあげたかった。でも、それが今の私にはできない。


 だからこそ、せめてプレゼントだけでもと考えたのだ。喜んでもらえて、本当によかった。


「レア、もう泣かないで。私、あなたが笑った顔が一番好きなのよ。どうかこれからも、笑顔でお兄様を癒してあげてね」


「それを言うなら、マリオネットこそ笑顔が誰よりも素敵よ。マリオネット、大好きよ。彼からもずっと、親友でいましょうね」


「もちろんよ」


 いつも私を支えてくれるレア、今回もわざわざ公爵家まで足を運んでくれた。


 それが嬉しくてたまらない。レアの為にも、彼女に負けないくらい幸せにならないと。そう心に誓ったのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ