36- 防衛計画
【勝清隆】
大地が去った後、僕は長い間、一人で書斎に残っていた。ドアは、彼が残していった気流のせいで、まだわずかに震えていた。
部屋の隅にある石炭ストーブは、あまり気乗りしないようにゴロゴロと音を立てていた。そのストーブでは、長年にわたり、この部屋に流れ込んだ12月の寒さをすべて吸収してしまったかのような壁を、完全に温めることはできなかった。
僕はコートを肩にかけたままにしていた。必要に迫られてというよりは、ある種の惰性からだった――その朝、少しでも余計な動作をすることさえ、すでに僕の力の及ばないことのように思えたのだ。
「それは計画じゃないよ、キヨくん」
その言葉が頭の中で執拗に渦巻いていて、意志の力で押しやっても、もっと差し迫った他の考えでかき消そうとしても、どうにも静めることができなかった。
今思えば、最も苛立たしかったのは、大地が正しかったということではなく――彼が、僕がここ数日、あえて口に出さないようにしていたことを、驚くほど簡単に言い当ててしまったことだった。「注意する」ということは、僕のキャリアを通じて、部下に対して決して容認してきたことではなかったのだ。
「注意を払います」という結論で報告書を提出してくる部下は、例外なくやり直しを命じられていた。それなのに今、僕は、20歳の若手部下には決して許さなかったであろう、まさにその知的怠慢を、自分自身に対して行っていたのだ。
僕は手帳を取り出し、白紙のページを開き、上部に普段より力強い筆跡でこう書き記した。
【保安要項:香織子ノ身辺警護ニ関スル具体策】
一、不審者接近時ニ於ケル、香ト望間ノ緊急合図ノ策定。
単ナル「本官ヘノ報告」ニ留マラズ、本官ノ不在下ニ於イテモ両名ガ即応可能ナル防衛手順ヲ規定スベシ。
二、本官ノ市ヶ谷ニ於ケル長期勤務時、竜橋又ハ他ノ特務要員ニヨル家屋周辺ノ交代制警戒ヲ敷ク事。
但シ極秘裡ニ遂行スベシ。香ハ露骨ナル警護ヲ拒絶セン。香ニハ個人ノ独立トシテ之ヲ拒ム正当ナル権利アリ。
三、本官自身、或イハ十部ヲ教官トシ、香ヘ近接防衛術ノ基礎ヲ叩キ込ム事。
十部ナラバ、同ジ女性軍人トシテ香モ教エヲ受ケ入レ易カラン。香ハ先日ノ竹林ニ於イテ、己ノ気迫ノミデ男ヲ縫イ留メテミセタ。彼女ガ最低限ノ戦術的技法ヲ修得シタ暁ニ何ヲ為スカ――之ヲ推量スルノミデ、本官ハ安堵ヲ覚エルト同時ニ、底知レヌ恐怖ヲモ覚ユ。
四、「心労カラノ庇護」トイウ詭弁ヲ盾ニ、事態ノ真ノ脅威ヲ香カラ秘匿スル事ヲ止メル。
香ノ主張ハ最初カラ正鵠ヲ射テイタ。無知ハ誰ノ命モ守ラナイ。ソレハ単ニ、人間カラ自衛ノ手段ト選択ノ自由ヲ奪ウノミデアル。
僕はそのリストを二度読み返し、ここ数日ぶりに、安らぎとまではいかないまでも、少なくとも明確な方向性のようなものを感じた。
そして、ペンを紙の上に浮かべたまま、手を止めた。
それは正しい方法ではないと、僕はほぼ即座に悟った。この6週間、しばしば痛い目を見て学んだことだが、香織子本人抜きで彼女に関する決定を下すと、それは必ず自分に跳ね返ってくるのだ――それは彼女の気まぐれによるものではなく、自分の人生に関わることを他人に決められることを拒む彼女の態度が、毎回正しいからに他ならない。
この冷え切ったオフィスで、たとえどれほど系統立てていても、一人でリストを作成することは、3日前に私が犯した過ちの単なる再演に過ぎず、ただより目立たず、慎重さという仮面の裏に巧妙に隠されたものに過ぎないだろう。
僕はノートを閉じ、荷物をまとめ、隣の部屋へ顔を出しに行った。そこでは、十部が、どんなに些細な仕事であっても常に示すあの絶対的な集中力で、すでに書類の整理をしていた。
—「十部くん。」
彼女は、私がすでにコートを着ているのを見て驚いた様子で顔を上げた。
—「はい。中佐どの?」
—「吉祥寺に戻る。何かあったら、すぐに電話か電報で連絡してくれ。」
彼女は何も尋ねることなくうなずいた――彼女が配属されて間もないにもかかわらず、僕が彼女をそばに置いていた理由の一つは、これだった。彼女は、これ以上説明が必要ない、あるいは望ましくない場面を見極めることができたのだ。
廊下に出ると、竜橋がいつもの無表情な様子で僕の執務室に向かってくるのが見えた。
—「『中佐どの。加瀬 修平に関する法医学者の報告書は、午後には届く予定です』」
—「『やっとか』」死後数時間以内に手に入れたかった報告書を、5日も待たされた――しかし、年末の繁忙期で手一杯だった軍医局は、この件を通常の業務順序を乱すほど優先すべき事案とは見なしていなかったのだ。「届き次第、僕の執務室に持ってきてくれ。それと、大地と十部を呼んでくれ。内閣に具体的な何かを提示するのなら、僕の推測だけではなく、検証済みの事実に基づいたものにすべきだ。」
その日、吉祥寺までの道のりは、とりわけ長く感じられた――電車が遅れたからでも、東京駅から乗った人力車が朝の交通渋滞に巻き込まれたからでもなく、その道のりの一分一秒が、思考を整理するための仕事の逃げ場もなく、自分自身の思考と向き合うことを余儀なくされたからだった。
車窓から、12月の田園風景が流れていくのを見つめた。むき出しの畑、そして、おそらく今夜さらに気温が下がることを告げる風になびく竹々。そして、到着したら使おうと思っていた言葉を、まるで呪文のように繰り返し口にしている自分に気づいた――まるで、演説の準備をしておけば、その言葉の適切さが保証されるかのように。
僕がノックする間もなく、望がドアを開けてくれた。この珍しい時間に僕が帰ってくるのを見て、彼女の顔にはたちまち心配そうな表情が浮かんだ。
—「お坊ちゃん? お帰りなさいませ。でも、まだ10時を過ぎたばかりですよ。何かあったんですか?」
—「ただいま。特に変わったことはないよ」と俺は言い、ここ数日の疲れが思わずにじみ出るほどゆっくりと長靴を脱いだ。「話に来たの。二人とも、もし香織子が空いてたらね」
望はしばらく僕をじっと見つめた。彼女特有の、あの穏やかな鋭い眼差しは、24歳になった今でも、まるで正体を暴かれた子供のように感じさせてしまう。
—「香織子さまはお北の庭にいらっしゃいます。霜が降りる前に、残りの苗に覆いをかけられているところです。呼びに行きます。お茶も用意しておきますね。」
—「コーヒーではどうですか?」
—「コーヒーはごめんなさい。お顔を拝見する限り、興奮させるものより、心を落ち着かせるものをお好みになりそうな気がして。」
彼女は私の返事を待たずに庭の方へ消えていき、僕はしばらく玄関に立ち尽くし、家の中の馴染み深い音に耳を傾けていた――台所のストーブのパチパチという音、外で竹を揺らす風の音、そして、気づかないうちにこの場所と完全に結びつけてしまっていた、満ち足りて安らかな静けさ。
数分後、香織子が戻ってきた。寒さで頬を赤らめ、爪の間にまだ少し土が残っており、心から楽しんでいた作業から引き離され、私の表情から、単なる突然の訪問以上の深刻な話になるとすでに察していたかのような様子だった。
—「Bismillah u lɛiyad lillah!」と彼女は言い、僕の早すぎる帰宅という異常事態から自分を守ってくれるよう神に祈った。「火曜日の10時に帰宅するなんて」と、彼女は前置きもなく、リビングのテーブルの私の向かいに座りながら言った。「なんてこと、前代未聞ですよ、だんなさま。気が気じゃありません。何かトラブルでクビになったか、それとも仕事を後回しにするほど何かが心を蝕んでいるかのどちらかでしょう。」
—「後者です。」
望美が紅茶を持ってきてくれた――3杯あることに気づいた。つまり、彼女はこうした会話の際によくあるように、さりげなくその場を離れるのではなく、自分もここに残るつもりなのだろう。
彼女もまた、招かれることなく席に着いたが、珍しく、それが不自然には感じられなかった。
—「今朝、大地が俺に質問してきたんだ」と、俺は口を開いた。普段は内閣向けの報告書を書く時のように、言葉を選びながら。「お前たち二人を守るための具体的な計画は何か、と。口先だけの話じゃなくて、計画そのものを、とね」
—「そりゃあ、もちろん、だんなさまにはないわよね」と香織子は言った。それは非難でも質問でもなく、彼女が自明だと考えるあらゆる事柄に対して用いるのと同じ中立的な口調で述べられた、単なる事実の指摘だった。
—「なかった」と僕は認めた。「一人で、自分のオフィスで書き始めたんだけど、それがまさに今週一度犯してしまったのと同じ過ちだと気づいたんだ。」
香は望と視線を交わした。それは女性同士の、言葉にできないような視線であり、声に出して語られるどんな言葉よりも多くの情報を含んでいるようにいつも思える。
—「そこで止まりなさい!」と香は、見下すような口調で言った。「誰も、誰かを守るなんて言ってないわ。私はこれまで三つの大陸を渡り歩き、見知らぬ国や奇妙な鳥たちを見てきたけれど、こうしてピンピンしているわ!だからこそ、胸を張っていられるのよ。甘やかされる必要があるのは、望美さんの方よ。」
—「まあ、かおるこさま」と、望美は憤慨して叫んだ。「あたしはまだ若いわ、たったの63歳よ。」
—「ああ、そうね、そうね、そうね、その通り。まだ元気いっぱいね。この年齢になると、亡くなったうちの祖母は背中が丸くなり、顔中しわだらけだったわ。だから、あなたを見てると、確かに実年齢より若く見えますね」
—「ほらね。おぼっちゃん、私たちには保護なんて必要ないでしょう。これ以上心配しなくていいわよ。」
自分の手を頬に当て、先ほど犯してしまった過ちに苛立ちと困惑を覚えていた。私よりも多くの経験を持ち、年上の二人の女性に、自分たちが守ってあげると申し出てしまったのだ。
— 「とにかく、おぼっちゃんは学んでいるわね」と望は、紅茶のカップの陰でうまく隠しきれていない、ほんの少しの称賛を込めて言った。「この家の男たちには時間がかかるものよ。お父さまは40年もかかったわ。あなたは、たった1ヶ月でそれを成し遂げたわね。」
—「それは褒め言葉として受け取りますよ」
—「褒め言葉よ」と彼女は微笑むことなく言ったが、その声には微笑みに代わる何かが込められていた。
ノートを手に取り、数時間前に一人で書き始めたページを開き、三人の間のテーブルの中央に置いた。
—「これが、僕が書き始めたものです。一緒に書き直したほうがいいと思います。あるいは、もしこれらの点に納得できないなら、全部破り捨てていただいても構いません。」 」
香織子はノートを受け取り、黙読した。一行一行を読み進めるにつれて、彼女の唇がわずかに動いていた――それは僕が以前から気づいていたが、一度も指摘したことのない彼女の癖だった。
まるで目だけで情報を記憶に定着させるには不十分であるかのように、読んでいる言葉をほとんど口に出して言っているかのようなその仕草。
—「私と望の間の合図」と、彼女は声に出して読んだ。「わかった。それなら残しておくわ。でも『ニ於いで両名が即応可能なる防衛手順を規定すべし』というのは……もっと具体的に。何を考えているの? 叫び声? 物を倒すこと?」
—「近所の寺の鐘のことを考えていたの」と望美は言い、二人を驚かせた。「仏教の礼拝の時間になると鳴るんだけど、いつもの時間外に二回続けて鳴らしても、誰も気づかないはず。何年も前から住職と暗黙の了解があるの――新鮮な野菜と引き換えに、彼はいろんなことに目をつぶってくれるのよ」 」
その迅速かつ現実的な提案に少し呆気にとられながら、僕は彼女を見つめた。
— 「そんなこと、前から考えていたんですね。」
— 「お坊ちゃん、この家の安全について、あなたが自分で考えられるようになるよりもずっと前から、わたくしは考えていたのよ。」彼女は、その深刻な話題とは絶妙な対照をなすような穏やかな様子で、お茶を一口飲んだ。「ただ、あなたがわたくしの意見を聞いてくれるまでは、それを話す理由がなかっただけよ。」
香織子は笑みをこらえ、再び読書に戻った。
—「その2。あなたが不在の際、竜橋又は他の特務要員による家屋周辺の交代制。」彼女は私を見上げた。「ちょっと、それってどういうことよ! あからさまな警備は断るわ。」
—「それは予想していたわ――『目立たないように』と書いてあるもの。」
—「目立たないようにって、具体的にどういうこと?
—「目立たないようにって、具体的にどういうこと? だって、もし男がうちの家の前に立って、新聞を読んでいるふりをしていたら、初日のうちに村中の人にバレてしまうわ。そんな滑稽な見張りなら、いっそ見張りなんていないほうがましよ。」
—「市場で交代制の配置を考えていたんだ」と俺は言った。「迅速に対応できるほど近く、かつ決して目立たないほど離れた場所。竜橋、あるいはスケジュールが合えば十部が、私服で、単にふりをしているのではなく、実際に食料品を買っているふりをするんだ。」 」
香織子はしばらく考え込んだ後、ほとんどしぶしぶという様子でうなずいた。
—「それなら、許せるわ。ただし、本当に目立たないものであって、『人前で刀を携行することに慣れた男の基準で』目立たない、という程度じゃダメよ。」
—「了解。」
—「その三」と彼女は続けた。「近接戦闘の基礎を教えてください。」彼女は片方の眉を上げて、今度は本物の笑みを浮かべた。「だんなさま、私は予備の帯一本だけで、竹林で訓練を受けた諜報員を制圧したことがありますよ。むしろ、私があなたに何かを教えるべきだと思いますが。」
—「それは十分あり得るね」と俺は言った。思わず口元がほころんでしまうのを感じながら。「でも、お前の直感に加えて、少しは体系的な方法も取り入れた方が損はないだろう。ツナシベくんなら、いくつかのテクニックを喜んで教えてくれると思うよ。正直なところ、俺よりあいつのほうが、お前を指導するにふさわしいと思うんだ。」
—「あら、あなたって本当に。どうして?」
—「だって、練習でお前が僕に向かって攻撃を装う姿を見たら、その日の残りの時間は仕事への集中力を完全に失ってしまいそうだからね。」
望は茶を吹き出しそうになり、口元に手を当てて、半分しか抑えきれない笑いをこらえた。
一方、香織子は表情を変えず、恥ずかしがる様子も見せずに、ほんのり顔を赤らめた。私の発言に彼女がそんな反応を見せるのは初めてで、その冗談の単純さとは釣り合わないほどの満足感を私に与えてくれた。
—「だんだん生意気になってきましたね、だんなさま。」
—「残念ながら、最高の師から学んでいるんです。」
彼女はわざとらしく憤ったような視線を向けてきたが、それ以上反応することなく読書を再開し、私のリストの最後の項目にたどり着いた。
—「「心労からの庇護」という詭弁を盾ニ、事態の真のリスクをお自分さまから秘匿する事を止める。」と彼女は読み上げ、その声はより真剣なものになった。彼女はノートを置き、私をまっすぐに見つめた。「これこそが、だんなさま
、このリストの中で本当に重要な一点です。合図や目立たない警護、戦闘の訓練――それらはすべて、些細なこと、単なる手配に過ぎません。この一点こそが、約束なのです。」
—「わかっています」
—「それなら、その約束を守ってください。今朝、吉田さまがあなたさまを不快にさせたからという理由だけで、今日だけ守るのではなく。常に。たとえそれがあなたにとって犠牲を伴うことになっても。」
この女性を見つめた。彼女は、自分を守ると称する者たちによって、いかにして無知の状態に置かれるかを、長年にわたり身をもって学んできたのだ。そして、私が今まさに約束しようとしていることの、その重みを肌で感じた――それは単なる礼儀的な言葉ではなく、恐怖が最も強く私を諦めさせようとするまさにその瞬間にこそ、果たさなければならない誓いだったのだ。
— 「約束します」と俺は言った。その言葉には、その状況にふさわしい重みと、本心からの思いが込められていた。
僕たち二人の間に座っていた望は、茶碗を置き、立ち上がった。そして、僕たちの茶碗を片付けた。その仕草は、控えめというよりは――必要があればすぐに声が届く距離に留まりつつ、さりげなく僕たちに少しの時間を与えてくれる、繊細な配慮の表れだった。
—「お昼ご飯の準備をしてくるわ」と彼女は言った。「お坊ちゃん、たまには消化も終わらないうちに市ヶ谷へ駆け戻るなんてせず、ここでご飯を食べていってね。」
—「僕は――」
—「それは質問じゃなかったわ」
僕は香織子を眺めると、彼女は面白そうに微笑みながら肩をすくめた。
—「正しいわ。もう1時間くらい、お許しください、だんなさま。たまにはしっかり食事をしたからといって、世界が崩壊するわけじゃないでしょう。」
この家ではますますそうするようになっていたが、数ヶ月前なら、事前の同意なしに私のスケジュールを組み替えようとした相手には、原則として抵抗したはずなのに、今回は抵抗することさえせずに、私は折れた。
俺は途切れることなく食事をしていたが、何かが思わず笑みをこぼさせていた。
—「お自分様……」と、俺は笑いながら心の中で繰り返した。
—「どうしたの?」と香織子が尋ねた。
—「『お自分様』……さっき、そう呼んでたよね?」
—「えっと……そうね。それで?」
—「それってどういう意味?」
—「どういう意味って?」
—「日本語にはそんな言葉ない。」
—「へえ。じゃあ、お自分様が作り出すよ。文法オタクには申し訳ないけど。」
俺は思わず、止まらなくなるほど笑ってしまった。香織子は真剣な表情を保っていたが、心の底では面目を保つためで、本当は腹を抱えて笑いたいのだと分かっていた。
—「お自分様……」
—「 『俺様』よりはまだマシでしょ、貴様?」
僕はさらに大声で笑い、ついおならをしてしまった。それに対し、香織子は手で匂いを払うような仕草をした。
—「作り出すのはいいことだよ。でも、人前ではやらないようにね」と僕は言った。
—「いや、でも、だから何? 日本語なんて、二重活用とか『私』を表す表現が1万通りもあるし、うっとうしいだけだ。だから、一つ増えようが一つ減ろうが、それで皇国が崩壊するわけじゃないだろ。」
お自分様は、昼食を喉に詰まらせてしまいそうだったので、返事をせずに会話を打ち切った。




