うたいびと

世界中で人が突然狂い始め、周囲の人々に危害を加えていくという事件が起こる中、ロウの恋人ハルカも同じく被害者となってしまう。
隔離されていた病棟で面会をしている最中、彼女はロウに自分の事を殺してくれと願う。
否定していたロウだったが、とある日に狂ってしまったハルカを殺し、生きる意味を無くしたロウは、路頭に迷っていると、モニターに映し出された世界の歌姫と呼ばれる人気歌手アイネの発表により、各地で起こっていた事件の首謀者と判明する。
復讐を決めたロウは、やがてうたいびとと呼ばれる敵を追い続けていくのだが、殺した恋人に似ていた謎の少女カノンと出会う。
「私は自分の歌を世界に聞かせたい、まだ希望はあるのだと人類に伝えたいです」
カノンとの出会いを境に、ロウは生きる意味を見出していく。