第三普請 水守は、水を止めない
<長崎県諫早市 諫早平野>
第三普請です。
少しずつ、湊一の目に「四百年前の諫早」が見え始めます。
土地、水、海、そしてそこで暮らす人たち。
今回は、これから長く物語に関わっていく子どもたちも賑やかに再登場します。
海から土地を生み出す――。
その大きな夢は、まだほんの入口です。
翌朝。
湊一は、諫早直孝の前にもう一度座っていた。
昨日とは違い、座敷の空気が重い。
直孝の前には帳面が何冊も積まれ、その脇には簡素な絵図が広げられている。
重臣たちの顔にも、笑いはなかった。
「白瀬」
「はい」
「昨日、お主は元和七年と聞いて、顔色を変えたな」
湊一は少し迷った。
「……この年に、諫早で何が起きるか知っていたからです」
「これから起こることを、か」
「俺にとっては……もう起きたことです」
座敷がざわつく。
「また妙なことを申す」
「後の世から来た、などと」
「法螺であろう」
未来人。
タイムスリップ。
そんな言葉を口にしたところで、通じるはずがない。
湊一自身、それを昨日思い知った。
スマートフォン。
コンクリート。
GPS。
言えば言うほど怪しまれる。
だから今日は、できるだけこの時代の者にも分かる言葉で話すことにした。
「俺がいたのは、ここから四百年ほど後の世です」
今度は、昨日より静かだった。
理解されたわけではない。
理解できないなりに、皆が聞こうとしている。
直孝が絵図へ目を落とした。
「ならば、これも知っておったか」
指先が、いくつかの村をなぞった。
「本藩へ差し出すこととなった土地じゃ」
湊一は黙った。
三部上地。
佐賀本藩による領地の召し上げ。
歴史の本で読んだ時には、一行だった。
石高が減った。
領地が減った。
ただ、それだけの数字だった。
だが昨日、湊一はその土地を歩いている。
泥だらけで走る子どもを見た。
畑で鍬を振るう老人を見た。
井戸端で笑う女たちを見た。
「……あの村もですか」
湊一が指した。
直孝が頷く。
「ああ」
「昨日、子どもがいたところです」
「人が消えるわけではない」
直孝は静かに言った。
「されど、我らの領ではなくなる」
湊一は絵図を見つめた。
紙の上では一本の線。
だが、その線の向こうにも人がいる。
「石高だけの話ではないのですね」
直孝が初めて湊一を見る。
「ほう」
「田が減れば、取れる米が減る。米が減れば、人を食わせられない。普請に回せる力も減る。道も川も直せなくなる」
「続けよ」
「人が減れば、商いも細る。物を作る職人も減る。船が来ても、売る物がない」
重臣の一人が眉を寄せた。
「商いまで口を出すか」
「いや、商売は専門じゃないです」
湊一は即答した。
「では何が専門なのだ」
「水と土です」
「広いようで狭いな」
「俺も今そう思いました」
澪が横で小さく吹き出した。
ガタ吉は遠慮なく笑った。
「ははは! 四百年後の人間も、何でん知っとるわけじゃなかとたい!」
「当たり前だろ!」
「昨日は偉そうに、じい何とかだの、とーたる何とかだの言いよったくせに」
「あれは測る道具だ!」
「ここにはなかぞ」
「分かってるよ!」
重かった座敷に、わずかな笑いが戻った。
直孝も口元を緩めた。
「それで、水と土の男」
「その呼び方やめません?」
「土地が減れば、どうする」
「……増やします」
笑いが止まった。
直孝の目だけが細くなる。
「増やす?」
湊一は絵図の端へ手を伸ばした。
その先。
有明の海。
「土地が足りないなら、作る」
「どこにじゃ」
湊一は指を置いた。
「海です」
しん、とした。
次の瞬間。
「馬鹿か、おぬしは!」
ガタ吉の声が座敷に響いた。
「海ぞ!?」
「知ってるよ!」
「知っとって言うたとか!」
「だから作れる場所を探すんだ!」
「海は海たい!」
「干潟は陸になったり海になったりするだろ!」
「それでも海は海たい!」
「話が進まん!」
澪が額へ手を当てた。
「白瀬」
「なんだ」
「そなたは時折、考える前に口が動くのだな」
「かなり考えた結果なんだけど」
「ならば、なお悪い」
「ひどくない?」
直孝が、とうとう声を上げて笑った。
「面白い」
「殿!」
重臣たちが振り向く。
「面白いではないか。海に田を作ると申す者など、そうはおらぬ」
「殿、法螺にございます」
「であろうな」
「そこ同意するんですか」
「ならば白瀬。法螺でないところを一つ見せてみよ」
「一つ?」
直孝が庭の向こうを指した。
「まず、水を見てこい」
「水?」
「昨日、お主は川を見ただけで、水の逃げ道が悪いと申したそうじゃな」
「……はい」
「海を田にするほどの大法螺を吹くなら、その前に我らの水を知れ」
正論だった。
現代でも同じだ。
地図だけで設計などできない。
現場を歩く。
高さを見る。
土を見る。
水を見る。
そこに暮らす人の話を聞く。
「分かりました」
湊一は頭を下げた。
「見てきます」
「澪」
「うむ」
「案内してやれ」
「承知した」
「ガタ吉も頼む」
「嫌たい」
「早いな!」
◇
城を出た瞬間だった。
「出てきたぞーっ!」
湊一は足を止めた。
道の脇。
塀の陰。
木の後ろ。
あちこちから子どもが飛び出してきた。
「昨日の変な兄ちゃんたい!」
「変な着物ん兄ちゃん!」
「河童もおるばい!」
「ガタ吉ー!」
「呼び捨てにすんな!」
五人。
いや、七人。
後ろからさらに二人走ってくる。
「待て待て待て!」
湊一は一歩下がった。
「なんで増えてるんだ!」
「兄ちゃん、海ば田んぼにするとやろ!」
「もう知ってるの!?」
「お城で大声ば出しよったけん!」
「ガタ吉ん声が一番大きかったばい!」
「おいのせいか!」
前歯の一本欠けた少年が、湊一の作業服を引っ張る。
「兄ちゃん、その着物、どがんして作ったと?」
横から別の少年。
「海ん向こうから来たと?」
小さな女の子が澪の袖をつまむ。
「澪さま、この人、本当に変な人なん?」
「うむ」
「即答するな」
「じゃが、悪い者ではなさそうじゃ」
「そこはありがとう」
今度はガタ吉の後ろに、三人集まった。
「皿、触ってよか?」
「よくなか!」
「水、入っとると?」
「入っとらん!」
「乾いたら死ぬと?」
「誰がそがんこと教えたとや!」
一人が、そっと指を伸ばす。
「触るなと言いよろうがーっ!」
「逃げろー!」
「河童が怒ったぞー!」
「待て、こらー!」
子どもたちが一斉に走り出した。
ガタ吉が追う。
三歩で泥にはまった。
べちゃっ。
一瞬の静寂。
「……」
「……」
湊一が吹き出した。
「ぶっ」
「笑うな、白瀬!」
それを合図に、子どもたちが大笑いした。
「河童が泥にはまったばい!」
「河童なのに!」
「うるさかー!」
ガタ吉が泥を投げる。
「わっ!」
「逃げろー!」
「こら、俺にまで投げるな!」
泥が飛ぶ。
澪だけが、すっと避けた。
「そなたら、子どもか」
「子どもはこいつらだ!」
「ガタ吉に申した」
「なんでおいだけ!」
また笑い声が弾けた。
昨日まで、四百年という時間に押し潰されそうだった。
帰れるかも分からない。
スマートフォンもない。
家族にも友人にも連絡できない。
職場には無断欠勤中ということになるのだろうか。
いや、四百年前から有給届は出せない。
考えれば考えるほど頭が痛い。
なのに。
湊一は笑っていた。
「兄ちゃん!」
「今度はなんだ」
「ほんとに田んぼ作ると?」
前歯の欠けた少年だった。
「まだ決まってない」
「作ってくれんね!」
「簡単に言うなあ」
「おいも手伝うばい!」
「おいも!」
「うちも!」
「お前、鍬も持てんやろ!」
「持てるばい!」
「昨日、桶ひっくり返しよったやん!」
「言うなー!」
また騒ぎになる。
その中で、一番小さな女の子だけが湊一の袖を握った。
「兄ちゃん」
「ん?」
「田んぼが増えたら……」
少女は少し迷ってから聞いた。
「ご飯、いっぱい食べられると?」
湊一は答えられなかった。
さっきまでの大騒ぎが、ほんの一瞬だけ遠くなる。
少女の腕は細かった。
現代なら、腹が減ったと言えば何か食べさせてもらえる。
店へ行けば米がある。
金があれば買える。
災害が起きても、道路が生きていれば食料が運ばれる。
だが、この時代では違う。
田が取れなければ、本当に食べるものがない。
「……毎日、腹いっぱいは約束できない」
少女の顔が曇る。
「白瀬」
澪が見る。
湊一はしゃがみ込んだ。
少女と同じ高さで目を合わせる。
「でもな」
「うん」
「今より腹いっぱい食べられる日を増やす方法は、考える」
「ほんと?」
「本当」
「田んぼ作ると?」
「田んぼも作る」
「魚は?」
別の少年が割り込んできた。
「おい、魚も食べたか!」
「魚を全部追い出したら駄目だろ」
「塩もいるばい!」
「船も!」
「団子!」
「最後のはお前が食いたいだけだろ!」
「団子は大事たい!」
「確かに大事だけど!」
また元通りの大騒ぎ。
湊一は苦笑した。
田を増やせば終わりではない。
魚を獲る海がいる。
塩もいる。
船が行き来する水路もいる。
作った物を売る場所がいる。
人と物が通る道がいる。
米だけ積み上げても、豊かな町にはならない。
――こいつらが大きくなる頃。
この諫早は、どんな町になっているだろう。
ふと、そんなことを考えた。
「白瀬」
澪が振り返る。
「行くぞ」
「ああ」
「おいたちも行く!」
「来るな!」
「なんで!」
「仕事だから!」
「見るだけたい!」
「邪魔せんけん!」
「その台詞を言う子どもは絶対邪魔するんだよ!」
「なんで分かると!」
「四百年経っても子どもは同じだからだ!」
もちろん、その言葉の意味を理解した者はいなかった。
◇
城下を離れ、大川へ近づく。
昨日とは違い、今日は湊一の目に仕事の色が戻っていた。
水路。
畦。
田。
地面のわずかな高低差。
水の溜まる場所。
道の傾き。
井戸の位置。
現代なら地図や航空写真を開くところだ。
標高データもある。
測量機器もある。
今はない。
あるのは自分の目と足だけ。
「……これは厳しいな」
「何がじゃ」
「測る道具が足りない」
澪が首を傾げる。
「何を測る」
「土地の高さ」
「高いか低いかなら見れば分かろう」
「数で知りたいんだよ」
「なぜじゃ」
「水は低い方へ流れるから」
「当たり前じゃ」
「その当たり前が一番大事なんだ」
澪が少し不思議そうな顔をした。
湊一は道端の細い水路へしゃがみ込む。
水はゆっくり流れている。
だが途中で淀み、草の根元に泥が溜まっている。
「ここ、昔は別の流れだったんじゃないか」
澪の表情が変わった。
「なぜ分かる」
「勘」
「先ほど数で知りたいと申しておったではないか」
「現場じゃ勘も使う」
「ずるい男じゃ」
「経験と言ってくれ」
澪は水路へ歩み寄った。
草履を脱ぐ。
「おい」
裸足を水につけた。
目を閉じる。
風が止まった。
いや。
止まったように感じただけかもしれない。
澪の足首の周りで、小さな波紋が広がる。
上流へ。
下流へ。
そして、水路とは違う方向へ。
地面の下をなぞるように。
「……そこじゃ」
澪が指差した。
「何が?」
「水が通っておる」
「水路はこっちだぞ」
「今の水路ではない」
澪は目を閉じたまま言った。
「昔、水が通っておった道じゃ」
湊一の顔から笑いが消えた。
近くに落ちていた竹の棒を拾う。
澪が指した場所へ突き刺した。
ずぶっ。
「柔らかい」
少し離れた場所にも刺す。
今度は浅いところで止まる。
「こっちは固い」
さらに何か所か試す。
澪の示した筋だけ、明らかに土の感触が違う。
「旧河道……」
「きゅう、なんじゃ?」
「昔の川の道だ」
「だから、そう申した」
「いや、それが分かるのがすごいんだよ!」
湊一は思わず立ち上がった。
「地面の下なんだぞ!」
「水は消えぬ」
澪は静かに答えた。
「道が変わっても、土が被さっても、水は覚えておる」
湊一は澪を見た。
昨日まで。
水守。
神通力。
土地の声。
正直、半分も信じていなかった。
河童を目の前にしてなお、人間というものはしぶとく常識へすがるらしい。
「澪」
「何じゃ」
「他にも分かるのか」
「何が」
「水がどこから来て、どこへ行きたがってるか」
「行きたがる、か」
澪が少し笑った。
「妙な言い方をする」
「でも、そういうことだろ?」
しばらく澪は水面を見ていた。
「分かる時もある」
「時も?」
「わたしは水を従わせる者ではない」
澪は足を水から上げた。
「水守は、水を止めぬ」
湊一は黙って聞いた。
「雨は降る」
「うん」
「川は流れる」
「うん」
「海には潮が満ち、また引く」
「ああ」
「それを人の都合だけで止めれば、いずれ別のところで暴れる」
湊一の胸に、妙に引っかかる言葉だった。
治水に完成はない。
現代の諫早神社で、自分が口にした言葉を思い出す。
「では、水守は何をする」
湊一が尋ねた。
「聞く」
「水に?」
「水に。土に。時には、人にも」
澪は少し意地悪そうに続けた。
「人が一番、話を聞かぬがな」
「……それは否定できない」
「そして」
澪が湊一を見る。
「逃がす」
「逃がす?」
「水が行き場を失えば、道を作る。人と争わぬところへ導く」
湊一はもう一度、地面へ竹を刺した。
澪には工事の方法は分からない。
堤防の高さも。
水路の幅も。
必要な土の量も。
だが、自分には見えない水が見える。
逆に自分は、澪にはできない計算ができる。
水量を考えられる。
勾配を考えられる。
構造を考えられる。
「そういうことか」
「何がじゃ」
「俺と澪は、同じものを違う見方で見てる」
「白瀬と?」
「俺は測る。澪は聞く」
澪は少し考えた。
「そなた、時折よいことを申すな」
「時折は余計だ」
子どもたちが後ろから覗き込んでいた。
「何しよると?」
「地面に棒ば刺しよる」
「兄ちゃん、遊びよると?」
「仕事だよ!」
「楽しそうたい!」
「……まあ、ちょっと楽しい」
否定できなかった。
水の道が見えてくる。
地形が読める。
四百年前の故郷の姿が、少しずつ頭の中で立体になっていく。
土木屋として、こんなに面白い現場があるだろうか。
「白瀬」
澪が呆れ顔をする。
「顔が笑っておるぞ」
「仕方ないだろ」
「帰りたいのではなかったか」
「帰りたいよ」
「ならば、なぜ笑う」
湊一は竹を肩へ担いだ。
「帰りたいのと、面白いのは別だ」
「変な男じゃ」
「それ、昨日から何回言われたかな」
その時。
「おーい!」
向こうの水路から、泥まみれのガタ吉が歩いてきた。
「勝手に先へ行くな!」
「ガタ吉!」
湊一は手招きした。
「ちょうどいいところに来た!」
「嫌な予感しかせん」
「川底も分かるんだろ?」
「まあな」
「泥の固さは?」
「足で踏めば分かる」
「潮の流れは?」
「有明でおいたちに聞くか?」
湊一の目が輝いた。
ガタ吉が一歩下がる。
「なんじゃ、その顔は」
「澪が水の道を見る」
「おう」
「俺が測って考える」
「おう」
「ガタ吉が水の中を見る」
「……おう?」
「いける」
「何が」
「海だよ」
ガタ吉の顔が引きつった。
「ちょっと待て」
「まず小さいところから調べよう」
「待て、白瀬」
「縄と杭もいるな」
「話ば聞け!」
「兄ちゃん、田んぼ作ると!?」
子どもたちが食いついた。
「まだ作らない! まず調べる!」
「おい、杭ば持つ!」
「うちは縄!」
「おいはガタ吉ば持つ!」
「おいば持つな!」
「よーし!」
湊一が笑う。
「まず、この諫早の水を全部見よう!」
「おおーっ!」
なぜか子どもたちが拳を上げる。
澪まで、ほんの少し笑った。
「仕方のない男じゃ」
そして。
ガタ吉だけが青ざめていた。
「待て」
誰も聞かない。
「待て待て待て」
子どもが縄を持ってくる。
別の子が棒を拾う。
前歯の欠けた少年が叫ぶ。
「河童も手伝うぞー!」
「誰がじゃーっ!」
大川の土手に、ガタ吉の怒鳴り声が響いた。
「おいは働かんぞ!」
湊一は振り返る。
「なんで!?」
「なんでんじゃ!」
「理由を言え!」
「人間の普請なんぞ、金輪際手伝わん!」
さっきまで笑っていたガタ吉の顔から、ふっと笑みが消えた。
その目は大川の向こう――有明の海を見ている。
「白瀬」
低い声だった。
「おぬし、海ば何と思っとる」
「え?」
潮の匂いが届いた。
ガタ吉はそれ以上何も言わず、川へ飛び込んだ。
水しぶきだけを残して、姿が消える。
「……なんだよ、あいつ」
子どもたちも、ぽかんとしていた。
澪だけが静かに海を見ている。
「白瀬」
「うん?」
「そなたは、まだ知らぬ」
「何を」
「海にも、海の暮らしがある」
湊一は答えられなかった。
田を増やせば、人は食える。
土地を増やせば、諫早は豊かになる。
それは間違っていない。
だが。
海は、何もない場所ではない。
そこにも魚がいる。
漁をする者がいる。
そして――河童もいる。
湊一は有明の海を見た。
「……なるほど」
少しだけ笑う。
「だったら、聞けばいい」
「誰に」
「ガタ吉に」
澪が目を丸くした。
「怒っておったぞ」
「だからだよ」
湊一は竹を担ぎ直した。
「怒るには、理由がある」
水を測る。
水の声を聞く。
海で暮らす者にも聞く。
どうやら。
四百年前の土木は、現代よりずっと賑やかになりそうだった。
お読みいただき、ありがとうございます。
湊一がついに、
「土地が足りないなら、作ればいい」
と考え始めました。
ただし、有明海は何もない場所ではありません。
魚を獲る人がいて、水とともに暮らす者がいて、ガタ吉たち河童にも河童なりの事情があります。
そして今回、元気いっぱいに再登場した子どもたち。
今は泥だらけで走り回っている彼らですが、この子たちが成長していくことも『海から百万石』の大切な物語になっていきます。
「ご飯、いっぱい食べられる?」
その小さな願いが、いつかどんな諫早につながっていくのか。
次回、第四普請。
ガタ吉が言い放った、
「わしは働かんぞ!」
その理由が少しずつ見えてきます。




