「もっと上を目指したいから、魔法適性のない落ちこぼれはいらない」とギルドを追放されました。〜空間魔法しか取り柄のない俺がギルドに戻るなんて滅相もない、こっちはこっちで弱小（最強）ギルドを結成します。〜

　何の魔法の適性もないと判断され、体格にも恵まれない無能の冒険者クレイディスはある日、幼馴染でギルドマスターの少女・メリルに「上を目指したいから無能はいらない」とギルドを追放されてしまう。
　居場所を失い、クレイディスが途方に暮れていると、街で新たにギルドを立ちあげようと奔走する少女・エルザが現れた。彼女との出会いにより、希少過ぎて他の占星術師では気づけなかった【空間系魔法】の適性を見出されるクレイディスの快進撃がはじまる。

「ギルドに戻ってきて欲しい？　いえいえ、俺なんて『空間を自在に操る』くらいしか取り柄のない男ですから、こっちはこっちでギルドを作って楽しくやりますよ」