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❖面白い和歌の若者  作者: ノアキ光


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88 難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ 身を尽くしてや 恋ひわたるべき


難波江なにはえの あしのかりねの ひとよゆゑ 身を尽くしてや 恋ひわたるべき

皇嘉門院別当こうかもんいんのべっとう (平安時代の女流歌人)



若者訳

たった一回のワンナイトだったじゃん。難波の芦の節くらい短かったじゃん。

なのに私だけガチ恋沼にドボンして、人生削ってまで一生引きずらなきゃいけないの、マジで意味分からんのだが……(ToT)



現代語訳

難波の入り江に生えている葦の刈り根の一節ほどに短い、たった一夜の仮寝のために、私はこの身を尽くして、これからずっとあなたを恋い続けなければならないのでしょうか。


この歌は、九条兼実くじょう かねざねが主催した歌合うたあわせで、「旅宿に逢ふ恋」という題に対して詠まれた歌とされている。

旅先で男女が一夜を共にした場面を想定し、「たった一夜の逢瀬なのに、そのために一生恋し続けることになるのか」という切ない思いを詠んだもの。

「刈り根」と「仮寝」。

一節ひとよ」と「一夜ひとよ

「身を尽くして」と「澪標みおつくし」の三つの掛詞となっている。

作者は、崇徳すとく天皇の皇后・皇嘉門院に仕えた女房にょぼうで、平安時代末期の歌人。

なお、歌合の題に沿って詠まれた歌なので、自身の実体験を詠んだとは限らない。


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