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❖面白い和歌の若者  作者: ノアキ光


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85/89

85 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり

夜もすがら 物思ふころは 明けやらで ねやのひまさへ つれなかりけり

俊恵しゅんえ (平安時代の歌人、僧)|俊恵法師



若者訳

一晩中メンヘラ全開で思考ループしてる夜って、マジで朝が来なさすぎて笑えるw

寝室のドアのスキマからチラッと見える闇すら、『お前のことなんて知らんし……』って感じでフルスルーしてくるんだけど……。

世界全体が私に対して既読無視かよってカンジで、ガチつらいww



現代語訳

一晩中、恋しい人のことを思って悩んでいるこの頃は、夜がなかなか明けない。

寝室の戸の隙間さえも、まるで私に冷たくよそよそしいように感じられることだ。


この歌は、『千載和歌集』の「恋」の部に収められた、恋の苦しみを題材とする歌。

恋しい人を思いながら一晩中眠れずにいると、夜はなかなか明けない。

そのうえ、寝室の戸や障子の隙間から朝の光が差し込まないことまで、自分に冷たくしているように感じられる。

恋の悩みが深まると、時間の流れまで遅く感じ、周囲のすべてが自分にそっけないように思えてしまう――そんな、眠れない夜の孤独と切なさを表した歌。


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