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84 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき
藤原清輔 (平安時代の歌人、歌学者)|藤原清輔朝臣
若者訳
人生いまガチで詰んだ……。
って思ってるけど、数年後には『あの頃エモかったな〜』とか言ってる未来の自分、絶対いる説。
黒歴史って、時間たつとなんか名シーンになるんだよね〜。
かめばかむほど味わい深い……w
現代語訳
この先も長く生きていれば、今のつらい日々も、いつか懐かしく思い返す時が来るのだろうか。というのも、昔は『つらい』と思っていたあの頃でさえ、今では恋しく思えるのだから。
この歌は『新古今和歌集』に収められている歌。
当時、思うように出世できず苦しい立場にあった藤原公教を励ますために、作者が詠んだと伝えられている。
「今はつらくても、生きていれば、いつかこの苦しみも懐かしく思える日が来る」という、人生経験に裏打ちされた温かな励ましが込められた一首。




