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71 夕されば 門田の稲葉 訪れて 蘆のまろ屋に 秋風ぞ吹く
夕されば 門田の稲葉 訪れて 蘆のまろ屋に 秋風ぞ吹く
源経信 (平安時代の公卿、歌人)|大納言経信
若者訳
田舎の夕方、稲が風で勝手に「ザワ……ザワサワサワ……」って、ライブ始めて、ボロ小屋に冷たい秋風が入りこんでくるやつ。
なんかワビシくて切ないけど、意外とクセになるw
現代語訳
夕方になると、門前の田んぼの稲の葉にさらさらと音を立てながら、葦ぶきの粗末な小屋に秋風が吹いてくることだ。
この歌は、秋の夕暮れの静かな農村風景を描いた「叙景歌(景色を詠む歌)」。
「門田」=家の門の前にある田。
「おとづれて」=音を立てながら訪れて。
「蘆のまろ屋」=葦で葺いた質素な小屋。
という言葉によって、稲葉が風に揺れる音や、ひんやりした秋風の気配まで感じられるように表現されている。
この歌は『金葉和歌集』に収録されており、作者の親族での別荘(山荘)で開かれた歌会で、「田家秋風(田舎の家に吹く秋風)」という題を与えられて詠まれたもの。
当時の平安貴族の間では、都会の華やかさよりも、郊外の田園風景や侘びた自然を味わう「田園趣味」が流行していた。
この歌も、静かで趣の深い秋の情景を愛でる一首。




