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❖面白い和歌の若者  作者: ノアキ光


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66 もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

行尊ぎょうそん (平安時代の天台宗の僧、歌人)|大僧正行尊



若者訳

ねえ山桜さんさ、俺がエモいって思ってるのと同じテンションで、そっちも俺のこと“わかる〜”って思ってくれてよくない?

だってこの山、ガチで誰もいなくて、共感してくれそうなの君しかいないんだけど……マジ孤独なんだがwww


現代語訳

私と一緒に、しみじみ愛おしいと思っておくれ、山桜よ。花以外に、私の心を分かってくれる人はいないのだから。


この歌は、金葉きんよう和歌集に収められており、作者が、修行のために大峰山おおみねさん(=奈良県南部の山脈)へ入った際に詠んだもの。

人里離れた山中での厳しい修行の中、思いがけず咲いている山桜を見つけ、その花を唯一心を通わせられる存在として、自分の孤独な思いを重ねて詠んだ。

つまりこの歌は、「深い山中での孤独」と「自然(山桜)との心の交流」から生まれた一首。

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