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65 恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ
相模 (平安時代の女流歌人)
若者訳
恋の冷たさにブルって、しかも泣きすぎて服乾かないレベルなんだけど。
それより何が嫌って、恋でやられてる上に、周りからネタにされてるのが一番しんどいんだわ。
マジやめてーや……。
現代語訳
相手の冷たさを恨み悲しみ、涙で濡れて乾く暇もない袖でさえ(惜しいというのに)、この恋のせいで、つまらない噂によって自分の評判が朽ちてしまうのが、なんとも惜しいことです。
この歌は、平安時代の宮中行事である「永承六年内裏歌合」という歌会で詠まれたもの。
歌合とは、決められたお題に沿って和歌を詠み、優劣を競う場で、
このときのお題は「恋」だった。
その中で相模は、“恋に苦しむ気持ち”と、さらに“恋の噂によって評判が落ちるつらさ”という、恋の内面と世間体の両方の苦しみを表現した。
この歌は後に後拾遺和歌集にも収められ、優れた恋の歌として評価され、百人一首に選ばれた。




