50/69
50 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
藤原義孝(ふじわら の よしたか)(平安時代の公家、歌人。藤原伊尹の子)
若者訳
君に会えるなら、命とか別にいらんわ〜って思ってたのに、実際付き合えた瞬間、
「え、待って。俺、めっちゃ長生きしたいんだけど?」
ってなってる自分がいる件。
健康第一?!
現代語訳
あなたに会うためなら、命を捨てても惜しいとは思わなかったけれど、(あなたと一緒になれた今では)少しでも長く生きたいと思うようになったよ。
この歌は、藤原義孝が恋人と一夜を共にした翌朝(後朝〈きぬぎぬ〉)に詠んだとされる恋の歌。
恋が成就する前は「あなたに会うためなら命も惜しくない」と思うほど強く恋焦がれていましたが、実際に結ばれたことで心境が変わり、「これからはあなたと共に生きるため、少しでも長く生きたい」と思うようになった、その喜びと変化を表している。




