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「前の馬車おそわれちゃいましたよ?あれじゃあ奪われるんじゃないですか?奴隷」
「いい、5人の護衛がいるし、そいつらが突破されても、最終手段があるさ。それに相手のことがわからない以上、強さを知るためにもいいだろう。」
「は。では我々は、待機ということで?」
「あぁ」
我は静かに頷いた。
あの人間と猫獣人の結託度にはとても好感が持てる。
今回は試させてもらうぞ、その愛の力とやらを。
マンダを我のものへとするために!
彼女に惚れたのは、初めてカフェに来た時であった。
その時はまだ人間の国に潜入をして間もないころ、コーヒーに自信がなく、それ故お客も自然と少なくなっていった。
だがある時、彼女が来た。明るくふるまうその様子は子猫のようだ。
カウンターに座るや否や、コーヒーを一つ注文した。しかもブラックで。
そう。ブラックだ。私のコーヒーへの実力が直で伝わる製法。ブラックだ。
しかも一口飲んだ後、おいしいと言ってくれた。
我はその時に、恋をしたのだ。
だがそれは独占欲ではなく、保護欲であった。彼女の無事を祈っている。私の作戦がうまくいけば、ずっと私の作戦もうまくいくはずだ。
ククク、実にその時が待ち遠しい!




