3-2
「何で呼び出されたか分かる?」
「分かりません」
昼休み。人がいない多目的室に呼び出された。
今日はクラスメイトの視線と鳳凰院さんからの圧でヘトヘトなのに、ここでモンスターの相手をしないといけないのか。三重苦である。
「お兄を盗聴してたんだけどさ」
ほらな? 盗聴器くらい普通だろ?
「突然、ツンデレ女が二人現れたじゃない」
「片方はお前の親友な?」
「一回、奏のことシメておいた方がイイかなぁ」
逃げろ、奏さん!
「ちょ、お前な? 親友に対してそういうこと言うなよ」
「じゃあ、お兄は!? フーと夏野君が海で溺れてたらどっちを助けるの!?」
「なんだその極端な質問」
ハンター試験じゃないんだからさ。
「沈黙はNG!」
どうすればいいんだよ。唯一と言ってもいい攻略法を失ったぞ。
「答えて、さぁ!」
「もしそんな場面に遭遇したら――――どっちも死ぬ気で助けるよ」
「うへっ!?」
風花が顔を赤くする。
「んだよ、その反応」
「だ、だって! お兄は『夏野君』って答えると思ったから……っ!」
「バカか。どっちも大切に決まってんだろ」
「~~~~っっ!!」
言わせるんじゃないよ、こういうことを。
家族も友達もみんな大事だよ。
どっちも救えるかなんて知らないけど、皆を幸せにするために足掻くだけだ。
「だから、風花も友達は大事にしろよ。俺を好いてくれるのはいいけどさ。大切なものに優先順位とかつけんなよ」
やっちまった。一丁前に語ってしまった。
だいぶ恥ずかしいな。なんか風花のやつも俯いて何も言わないし。
「お兄」
「な、なんだ?」
「しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅだいちゅきだいちゅきだいちゅきだいちゅきだいちゅきだいちゅきだいちゅきだいちゅきだいちゅきだいちゅきぃぃぃぃぃぃいぃぃっぃいいいいいい!!」
「あ、うん」
ハートの目をして身を捩っていた。なんか響いたらしい。
「ってことで、邪魔な女二人は排除するね?」
「ちっとも理解してないだろ!?」
俺、良い事を言った自負があるよ?
仮にアニメだとしたら、イイ感じのBGMが鳴り響いていたはずだ。
ワンチャン、主題歌が流れていても様になると思っている。だというのに、この怪物には伝わっていないようだ。
「うそうそ! ごめん、分かってるよ。奏は、うん。親友だから……大切にする」
「あぁ、そうしておけ」
半ば無意識で風花の頭を撫でていた。
いつもこんな風に素直でいてくれたら楽なんだけどな。
「ふへぇぇぇ」
「蕩けすぎだろ」
この程度で喜んでもらえるなら安いものだ。俺の消耗も少ないのでコスパがイイ。
「チュウ! チュウ! チュウ!」
「調子に乗るなっ!」
「あ、痛っ!」
唇を尖らせてきたのでゲンコツを食らわせておく。
「でさ、お兄」
「ん?」
あらたまって向き直ってくる。話は一段落したと思うのだけど。
この後は愛する天とランチの約束がある。今日は奏さんもゲスト参加するらしいので待たせるのは申し訳ない。
「友達は大事にするけどさ。もう一人の女は友達ではないじゃん?」
「……何が言いたい?」
「潰す」
「絶対やめとけ!?」
怖いこと言うな。ワードチョイスがいちいち悍ましい。
「あいつ何なの!? お兄に近づこうと必死すぎ!」
「俺も知らんよ」
「たぶんストーカーの類だよ! 行動が不自然すぎる!」
本職の人間が言うならそうなんだろうな。
蛇の道は蛇ってやつだ。
「まぁ、大丈夫だろ。どうにかなるわけじゃないし」
「甘い! 考えが甘いよ、お兄! ストーカーなら拉致監禁くらいは普通にするよ!?」
「わかった、気を付ける」
専門家の意見はちゃんと聞いた方がいい。
ストーカー二人を同時に対処しなきゃいけないのかよ。
「お兄、変な気とか起こさないでよ……?」
「大丈夫。だって、俺は――」
女嫌いだから、出掛かった言葉を飲み込んだ。
その発言は風花を傷つける。俺たちは一六年間も兄妹をやっているんだ。
当然、同じような傷を持っている。
「いや、何でもない」
「何を言おうとしたか、分かるよ。だって兄妹だもん」
「…………」
しまった。一六年間も一緒にいれば、雰囲気で分かってしまうか。
「――風花を世界で一番愛してる! って言おうとしたんでしょ!? もぉ! もぉ! お兄のて・れ・や・さ・ん♪ ほーんとに可愛いんだからぁ!」
一六年という時間は存外短いのかもしれないな。
勘違いを訂正するのも面倒なので流しておくことにする。
「はは、それな!」
便利な言葉である。これから積極的に使っていくぞ。
「なんか、フーの扱いが粗雑になってる気がする」
「い、いや? そんなことはないぞ……?」
「釣った魚に餌を上げないと、逆に食べられちゃうよ?」
そんな凶暴な魚は存在しません。リリースが可能であればリリースしたいです。
駄目ですか。駄目ですよね、はい分かっています。
「フーは不機嫌になりましたー」
「グミあげる」
イライラした時はやっぱり甘いものだよね。
「ガキが、舐めんなよ?」
「すみませんでした!」
ちびりそう。
「お兄はフーの機嫌を取る必要がありまーす」
「その、選択肢をください」
「一、フレンチキス。二、ディープキス。三、大人のキス」
「誰か殺してくれ!」
選択肢があるようで全部同じだった。
フレンチキスって軽いキスの事じゃないっす。がっつりキスです。
「じゃあ、ぎゅーでいいよ。もぉー」
「……おけ」
お手本のようなドア・イン・ザ・フェイスだった。
違うか。ただの脅迫だな。
「ほらほらはやくー」
風花は腕を広げている。まじか、正面からかよ。
俺たちは身長差があまりない。風花が女子にしては大きいのだ。つまり正面から抱き合うとなると、自ずと顔が近づいてしまうわけでして。
「なんで上を向いてるの、お兄?」
「な、涙が零れないように?」
「感動することじゃないのにー。お兄が望めば毎日毎時間毎分毎秒してもいいよ?」
よかった。こちらの本心は伝わってないみたいだ。
言わずもがな、少しでも顔と顔を遠ざけるための処置です。
「……これでいいか?」
勇気を振り絞り、なんとか接触することに成功した。
無駄に甘い匂いがして、とても嫌です。
「ちゃんと腕を回して!」
「……はい」
逆らえません。僕は無力だ。
せめてもの抵抗として、最低限の力加減でなるべき密着しないようにする。
「折れるくらい抱きしめて!」
「……っ」
そんなささやかな抵抗すらも許されない。
こうなったら自棄だ。お望み通りにしてやる。眼前の化け物を圧殺するくらいの気持ちでやってやろうじゃないか。圧殺! 圧殺! 圧殺! 圧殺ぅ!
力を籠める。風花の姿形がはっきりと伝わってきた。
意外と細い身体をしているとか、女らしく肩幅が狭いこととか、顔に当たる髪の毛のきめ細かさとか。考えたくないけど胸の柔らかさとか。
「お兄、お兄っ、お兄……っっ!」
苦しそうに喘ぐ声が鼓膜へダイレクトに伝わる。
なんかマズイ空気だ。これ以上はいけない。大変なことになる予感がするぞ。
こんな場面を誰かに見られたら――
「どうしよ、教室どこだっけ……ここは違うよね――――って、ええええええええ!?」
タイミングが良いのか、悪いのか。
金髪ツインテールが多目的室に入ってきた。慌てて体を離す。
「一ノ宮! が、が、学校で何やってんのよっ!?」
「その、あの、こ、これは……」
鳳凰院さんが金切り声を上げる。何の言い訳もできない。幸いなのは彼女が転校生で、俺たちが兄妹であることを把握していないことだ。
「邪魔された、邪魔された、邪魔された、邪魔された、邪魔された、邪魔された」
「ふ、風花さーん?」
前髪に隠れて表情が見えなくなる。無機質な声でブツブツと呟く。
なるほど、なるほど。こいつはやばいな。
「おい、逃げるぞ! 鳳凰院さん!」
「なによいきなり!?」
「早くしろ! 死にたいのか!」
「どういう状況なの!?」
鳳凰院さんの腕を掴んで多目的室から飛び出した。
そしてすぐさま隣の教室へと逃げ込む。そのまま教壇机の隙間へと隠れる。
「キエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエッッッ!!」
怪物の咆哮。見つかったら殺される。鬼ごっこではなく、かくれんぼを選択したのは、陸上部の風花に脚力で勝てるわけがないからだ。
頭がおかしいので忘れがちだけど、インターハイクラスの選手だからな。
「ちょ、何するのよ! 一ノ宮!」
「静かに!」
「むぐぐぐぐぐぐ!!」
勢いよく口を塞ぐ。緊急事態だ。手荒な真似も許してほしい。
あとは祈るだけである。わずかな時間で講じた策に風花が引っかかることを。
「おにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ? どこおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?」
頼む頼む。上手くいってくれ!
「位置情報は――外。意外と逃げ足が速いね、お兄。ふふ、待ってて。今から行くね?」
ビューーーーーーーーーーーン。
凄まじい衝撃波だった。怪物が廊下を音速で駆け抜けていく。
やっぱり、あいつは人間じゃないな。人間には音速の壁を越えられない。
「ふぅ、助かった」
「もがもがもがっっっ!!」
「あ、ごめん!」
鳳凰院さんの口を塞いだままだった。
慌てて手を離すと唾液が糸を引いて橋をかける。官能的な光景に目を逸らす。
「頭おかしいんじゃない!?」
「あぁ、あいつは頭おかしい。でも安心してくれ。脅威は去った」
「おかしいのはアンタよ!」
へ、この俺が? そんな馬鹿な。
この物語の常識人・ツッコミ枠だぞ。あ、ごはんにシチューをかける派です。
「窓からスマホ投げるし! こんなところに押し込んでくるし!」
「あぁ、そのことか。順を追って説明する。鳳凰院さんは危険な状態にあったんだ。すぐ逃げないと命が危なかった。だけど俺の位置情報は把握されている。俺の読みではスマホに仕掛けがされているんだと思う。だから、スマホを投げた。こんなところに押し込んでしまったのも申し訳ない。見つかったら殺されてしまうからな。不可抗力なんだ」
ちなみに窓の下には花壇がある。それを見越して投げた。
これで人に当たることもなく、スマホがコンクリートに叩き付けられることもない。
「言ってることが一つも分からないんだけど!?」
混乱しているのだろう。無理もない。彼女には怖い思いをさせてしまった。
転校初日からあんなバケモノと遭遇するなんて気の毒だ。
「と、と、というかっ! い、いつまでこの状況なの!」
「状況――って、あっ、いや、その違くて!」
焦っていたせいで気が付かなった。身体の至る場所から柔らかさが伝わってくる。
二の腕とか、ふとももとか……あ、でも胸の感触はないな。危ない助かった。ギリギリ理性は保てそうだ。ナイス貧乳。
結論、鳳凰院さんと半ば抱き合うような態勢になっていた。
「す、すまん!」
「朝からずっとなんなのよ! アンタは!」
すぐさま距離を取る。鳳凰院さんは頬を赤く染めていた。
着衣が乱れてとても色っぽい。必死に目を逸らす。
「なんか色々と申し訳ない。その今後はなるべく関わらないようにするから……」
「か、関わらないとか悲しいこと言わないでよっ!」
「え?」
「あの、わ、笑わないで聞いてほしいんだけど……っ!」
鳳凰院さんは忙しくなく指遊びを繰り返し、ますます赤くなりながら言葉を紡ぐ。
「実は、一ノ宮のことを探してたのっ!」
「ど、どうして……鳳凰院さんが?」
「教室にいなかったから、その、ちゃんと伝えたくて! あの、えっと、生徒手帳……あ、ありがとう! 拾ってくれて!」
何度も詰まりながら発せられたのは感謝の言葉だった。
「えーと、どういたしまして?」
「あとその、今日はずっと変な態度取ってごめんなさい! 一ノ宮――ううん、雪月って呼んでいいかな? 本当は雪月とは仲良くしたくて!」
「呼び方は別に……まぁ、なんだ。こちらこそっていうか…………」
高飛車な印象を覚えていたが意外としおらしかった。
ここまでストレートに伝えられると、女性嫌いの俺でも悪い気はしない。
だけど、何だろうな。同時に違和感も覚える。不自然というか、作為的というか、物語めいたものを感じてしまうのだ。
「よろしく! 雪月!」
「あぁ、うん。鳳凰院さん」
この満面の笑みを作り物というのは失礼だよな。さすがに穿ちすぎか。
「飛鳥でいいから!」
「えと、うん。じゃあ飛鳥さん」
この流れには覚えがある。奏さんの時もそうだった。まぁ、そのおかげと言いますか。同級生女子の名前呼びには耐性がついてきた。
「うん、『飛鳥』がいいかな!」
「………」
「飛鳥じゃないと嫌かな!」
「…………飛鳥」
押しに負けてしまった。有無を言わせない感じ。強い。
「ゆーづーき♪」
「っっ!?」
ニコニコ笑顔で名前を呼んでくる。それは反則だろう。
顔が熱い。間違いなく、赤くなっている。
「と、とにかくさ! いいかげん教室に戻ろうぜ?」
直視できない。逃げるように背を向ける。
「あのさ! 一ついい!」
「な、なんだ?」
飛鳥が突然大きな声を出した。
無視をするわけにもいかないのでおずおずと振り返る。
「さっきの子は雪月とどんな関係?」
「あー、えっと……」
飛鳥はなぜか怒ったような表情をしている。
その理由に心当たりがないことと、とても答えづらい質問であるため、つい考えあぐねてしまう。
「あーまぁ、その、妹だな。うん」
ここは嘘を吐いても仕方がない。どうせいつかバレてしまう。あいつは無駄に知名度があるので隠し通すのは難しいと判断した。
「妹!? なんで妹さんと抱き合ってたの!?」
問題はこっちだ。
「それは、うん、あれだな。圧殺してやろうかと」
「なーんだ。そんなことか――――って、大問題でしょそれ!?」
ははは、良いノリツッコミだ。言うてる場合か。
適切な言い訳が思いつかなかった。はてさて、どうフォローすればいいのか。
「ま、まぁ、なんて言うの? それくらい険悪な仲って感じだな」
「えーそうは見えなかったけどー? でも、そっか。じゃあ付き合ってるとか、そういう関係ではないんだよね?」
「あ、あぁ」
どうしても歯切れが悪くなってしまう。
かといって、世界を守るために仮交際をしているとも言えない。
「そっかそっか―――ヨシ!」
飛鳥は小さくガッツポーズをしていた。俺もバカではないので、その喜びに含蓄されるものは想像できる。
だけど、ちょっと展開が早すぎませんかね?
ややこしい状況にしたくないので聞かなかったことにするけど。
「んじゃ、もういいだろ? 教室に戻ろう」
「うん、わかった! いこ、雪月!」
彼女とは適度に距離を置いたほうがいいな。
だって、風花に何されるか分からないじゃん?
やっぱりまともじゃないよ、あいつ。奇声あげて廊下を音速で走って、行くところまで行ってしまったよね。祟り神かよ。
だから許してほしい。全部、君のためなんだ。
「雪月、はーいあーん!」
そんな俺の計画は水泡に帰した。天と奏さんと合流して、ようやっと昼食にありつけるはずだったのに。
飛鳥が強引に割り込んでベタベタ接してくる。
クラスメイト達の視線がやばい。中にはナイフをぺろぺろしたり、モーニングスターをぐるぐる回したり、クロスボウの手入れをしている者までいる。
銃刀法ちゃんと仕事してくれません? あの、ここって日本ですよね?
「雪月くーん?」
あとは喉元に日本刀を突き付けてくる人。あ、奏さんです。
「奏さん、日本刀を下げて?」
一つずつ解決していく。
「飛鳥、自分で食べられるから大丈夫」
さてと、仕上げはこれだ。
「天、愛してるぜ」
「雪月!? そんなこと言ってる場合じゃないよね!?」
よかった。天だけはこの狂った世界でまともな感性を保っている。
「俺たち以外に正常な人間がいないみたいだ。残念だけど、皆のことは諦めるしかない。俺と天で二人だけの楽園を作ろう?」
「雪月もおかしいよ!?」
俺がアダムで天はイヴ。一緒に禁断の果実を食べよう?
明日から一ノ宮・アダム・雪月を名乗ります。
「雪月くん、一ついいかなぁ? どうして、鳳凰院さんは『飛鳥』なのかなぁ?」
「あ、あのですね。それは……」
やばい、下手なことを言ったら首が飛ぶぞ。抜身の刀が鋭く光る。
奏さんは敬称呼び。飛鳥は呼び捨て。それが奏さん的には不満みたいだ。
「なんか意識しちゃっているというか。奏さんを呼び捨てにするのは違和感があるんだよ。その、逆に特別扱いというか」
咄嗟のことで曖昧な事しか言えない。自分でもよく分からないけど、そんな簡単に距離を詰めたくないのだ。ある種のリスペクトがある。
「ふ、ふーん? そういうことなら……まぁ、いいんじゃない?」
奏さんは三つ編みの髪を指でくるくる弄っている。不自然に目が合わないけど、怒っている感じではない。むしろ少し嬉しそう――いや、さすがに気のせいだな。
「えーなにそれ! じゃあ、あたしはどうでもいい女ってことぉ!?」
絵に描いたような『彼方立てれば此方が立たぬ』である。
「逆に! 飛鳥は親しみやすいっていうか!」
「つまり、私は親しみにくいってことかなぁ? 雪月くぅん?」
逃げ道がない。八方塞がりだ。八宝菜が食べたい。
「天、助けて!」
俺一人の力では無理だ。俺と天のラブパワーで切り抜けてみせる。
「えと、仲裁役に風花ちゃんを呼ぼうか?」
「やめてくれ! 死人が出る!」
「真っ昼間の学校で!?」
ただでさえ怒りを買っているのに、こんな惨状を見せたら大変なことになる。
いや、でもどうせ盗聴されてるだろうし――あれ、待てよ? ってことはもう何もかも手遅れなのでは?
あ、なるほど! そういうことね! 俺って既に積んでるのかぁ!
「三人とも本当にありがとう。最後の昼休みがお祭りみたいで楽しかったよ。後悔がないって言えば嘘になるけど、みんなと出会えて良かった」
『雪月!?』
死を覚悟した人間に怖いものなどない。
その後はみんな優しかった。最後の晩餐はのり弁になりそうだ。




