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第三話 「月が変わって、6月よ!」

薄暗いニャオンシネマ

ポップコーンと、ゴミが床で混じり合う。

特別なんて、どこにもないように感じる。


「でもね、私は白雪姫。ほうきと踊ると動物たちが手伝ってくれるのよ。」


私は、ほうきを中心にスキップしながら回る。

2周してから、反対に回る。


「いや、働いて下さい。」


同僚に怒られる。


「お疲れ様でした。ここからは我々の仕事です。」

「何言ってんですか、最初からやってください。」


留学生の王くんはすごく真面目。

怒らせないようにしとこう。


「はーい」


「何が好き〜」


先輩が相槌を入れてくる。


「チョコミント、よりもあ・な・た」

「だから、何言ってんすか。働いて下さい。」

「今のは私じゃないじゃない。」

「そうそう、長雨が続く5月、少しくらい楽しまなきゃ」


先輩が近づいてくる。


「いや、月が変わって、6月よ!」

「あちゃ〜、水でもかぶって反省します。」


2人で笑う。


「いや、働いて下さい。」

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