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第十四話 「諦めたら、試合終了ですよ。」
雑踏のなかのチェーン居酒屋。
灯りが一つ消えた看板、張っている蜘蛛の巣。
特別なんて、どこにもないように感じる。
「でもね、オラわくわくすっぞ。」
私は、居酒屋の引き戸を開ける
ガラガラガラ
「いらっしゃいませ〜、あ、毎度どうも〜、お連れさまお待ちですよ。」
私は、いつもの席に案内される。
先輩が、館長と飲んでいた。
「遅いぞ、ツル・ツルリーナ4世と2人は楽しくなかったぞ。」
「禿げさせようとは、してないだろう。自分が禿げてるだけだよ。」
私はゲラゲラ笑った。
明らかに仕込みだった。
2人が、私を笑わせようとしてくれてた。
「ありがとうございます。」
館長は、照れくさそうに、日本酒を冷やでちびちび飲んでいた。
「でも、館長……禿げてないですよ。」
「いや、禿げてるだろ。」
「本当だ、館長禿げてなかった……」
「いや、禿げてるだろ、毛刈り隊に遭ってるだろ。」
先輩と私はゲラゲラ笑った。
「館長、諦めたら、試合終了ですよ。」
館長は、知らないセリフに困惑してる。
先輩と私はゲラゲラ笑った。
「館長、今日は奢りますよ、先輩が。」
「私かよ、自分で奢れよ〜」
「……チキン」
「え……」




