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未詠の声:異世界の詩

作者:雪沢 凛
「名を与えられぬ者に、世界は耳を傾けない。」

語られることでしか存在を証明できない世界。
すべての者が「語律」によって管理され、名を与えられ、記録される。

だが、封印の底で目覚めた少年は、名を持たず、声も持たない。
彼は人でも、兵器でもない。

——彼は、「未完の詩」だった。

沈黙を守り続けた竜・ラクリマ。
かつて失われた詩の残響をその身に宿し、再びその声に導かれる。

世界は彼を「朗誦」しようとする。
命名し、定義し、完成させようとする。

だが彼は言う。

「僕の名は、まだ“言い終わっていない”。」

未詠なる声が紡ぐ、存在と詩の物語——
詩を語る者ではなく、「詩そのもの」として生まれた少年の、沈黙の旅が始まる。

※本作は、明確な冒険譚でもバトル譚でもありません。
読者様の感性に語りかける「音・名・言葉の旅」として描かれています。

ストーリー構造よりも、言葉の揺らぎ、呼吸、詩の余白を感じていただければ幸いです。
もしも、胸のどこかに一節でも残ったなら——それが、あなたに届いた「未詠の声」です。
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