199 文学シリーズの配架
こんにちは。
今回は、作業をする中でちょっと悩むというか疑問に思ったことのお話です。
今年度から新たに別の学校に異動になったことはすでにお話しましたが、新たな学校図書館に来ると、配架の方法について悩むことがよくあります。
例えば、今回配属された学校ですと、色々な別置コーナーを作りすぎて同じ作家さんの本が図書館内のあちこちにバラけた状態でした。「東野圭吾さんの作品が、あっちとこっちとそっちにバラバラに置かれている……なんでこうなる??」みたいな。単行本と文庫本を離れた場所に分けた上に、作家さんの別置コーナーがあったのです。うーむ。
そちらは思い切って、すべての東野作品を別置のコーナーにまとめて、利用者さんが困っている場合には積極的に「こっちに変えたよ~」とご案内することでなんとか凌いでいるところです。
さて、今回ちょっと悩んだのが、いわゆる文学シリーズ。
世界の名作文学とか日本の文学とか、大抵は十数冊セットで購入するタイプの本ですね。
有名どころの名作、世界文学なら例えば「十五少年漂流記」や「ロビンソン・クルーソー」や「ハイジ」「小公女」「宝島」などが入っているようなものです。
こうした文学シリーズのNDCは「908」であることが多く、そのままの順番で配架するとしたら、「911」の詩歌や短歌、日本の古典文学などの前の場所に置かれることになると思うのですが。
英米文学は「933」なので、そこよりもはるかに後ろの方に置くことになり、「世界名作文学シリーズ」とはかなり場所が離れてしまう。
それに、利用者の目線に立って考えると、同じ作家の同じ作品が図書館内の別の場所に離れて置かれているのは正直、探しにくくて困るのではないかな……という思いがありまして。
いやいや、もちろん、シリーズものはシリーズものとしてずらっと置いておく方が、確かに見た目は美しいのですけれどもね。それは間違いないのですが。
ということで色々考えた結果、版のサイズも背表紙のデザインもバラバラになってしまって見た目はよろしくなくなってしまうのですが、今日は「同じ作家の同じ本は同じ場所に」ということに決め、シリーズをバラバラに分けてそれぞれの場所に配架しなおしておりました。
ヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」も、以前は「ああ無情」という日本語タイトルで売られていた時代があり、内容は同じものなので一緒に並べておきます。
「レ・ミゼラブル」には絵本化された作品があるのですが、本棚のサイズが許せばですがなるべく一緒に置いております。「星の王子さま」や「オズの魔法使い」「不思議の国のアリス」なども絵本があるので、なるべく一緒に。
本の大きさも違っていて、見た目は決して「美しく」はないのですが、利用者の目線で考えるとこちらの方が使いやすいかなあ……と考えてのことです。原作が同じでも翻訳で違いがあったり、絵本になったらまた雰囲気が違ったりという比較もしやすいかと思います。
あとは英語版をどうするか。これはただいま考え中です。
たとえば今年は各種スタジオ・ジブリのアニメ作品や「ハリー・ポッター」のシリーズ、「シャーロック・ホームズ」の英語版の本を購入したのですが、「英語の本」ということで8類に置いておくだけでいいのか、それとも日本語版の本の近くにあったほうがいいのか……??? これはもう少し考えてみたいところです。
みなさんの学校ではどのような並びになさっていますでしょうか。
それでは、今回はこのあたりで。





