198 作成資料の著作権
こんにちは。
今回は、ちょっと前にこちら地域の研修でお話があったことの共有となります。地名などは伏せての記載となりますので、悪しからずご了承ください。
ほかの自治体さんでどうなっているかは存じ上げないのですが、こちら地域の教育委員会には学校図書館を管轄する部門があります。
公立だと例えば学校名の前に「〇〇市立」などとついているわけですが、その〇〇市教育委員会ということになりますね。今回は便宜上「A市」ということでお話を続けます。
さてA市の教育委員会学校図書館の部門の研修会です。
主要テーマは別のものでしたが、それ以外の通達部分でこんなお話がありました。
以下は要約です。
「みなさんが学校のパソコンで作成して仕事で使っているExcelの書式そのほかは、個人でお作りになっていたとしてもA市のもの、共有財産ということになります。著作権がA市にあるのです」
「ですから、ご自分で個人的に『こうすれば仕事がスムーズに進むから』と思って作られたExcel表などでも、なるべく他の司書さんと共有してみなさんで利用できるようにしましょう」
「ご自身で使わなくなったからといって、簡単に削除してしまわないようにお願いします」
(お~、なるほど……)
正直そういう発想はなかったので、ちょっと驚きました。
そして実際、その後はA市の学校司書が参加しているTeamsの中で「これを使うと便利に作業ができるよ」とか「こんな資料をつくったよ」とかいう文書がしきりに共有されるようになりました。
もちろん著作権上「A市のもの」なので、私的なことのために利用はできませんが、なかなか有用なものがたくさん。
実は私も個人的に蔵書点検作業で便利に使える書式などを色々と自分で考案して使っており、以前教育委員会へもご紹介し、委員会ホームページの学校司書のところにアップしていただいたことがあります。このとき、私よりExcelに詳しい委員会の先生がさらに表をブラッシュアップしてくださって、より便利なものにしていただきました。
数えた本を類ごとに打ち込むだけで、合計冊数はもちろん、全体に対する類別のパーセンテージまで出る優れものです。
そのまま図書基準と照らし合わせることができ、来年度の選書の参考にもなります。
このほか、授業支援やブックトークでどんな活動をしたのかとか、その時に提供した資料はどんなものだったのかなどを公開してくださった司書さんも。
こうして少しずつでも、同じ地域で働く司書さんたちの知恵と工夫を結集していくことで、新人のかたもより働きやすい環境になっていくのではないかなと思います。
それでは、今回はこのあたりで。





