183 憩いの場としての図書館
こんにちは。
今回はこんなお話です。
最近では学校図書館の役割について、文科省がかなりテコ入れをして予算もつけてくれている地域が多いようです(ただし予算についてはピンキリのようですが…苦笑)。
学校図書館に求められる役割は大きく分けて三つ。
①読書センター
②学習センター
③情報センター
この三つです。
もちろん司書のみなさんは、当然ご存じのことと思います。
さてさて。
こうした主要な役割のほかに、図書館には「憩いの場」としての存在意義もあることでしょう。
学校では、日々分刻みに授業や活動が行われており、休み時間もあまり余裕はなく、昼休みも給食の準備や後片付けであっと言う間。そこにどうにかこうにか図書館の開館時間を滑り込ませている……というのが現状ではないでしょうか。特に「読書の時間」を儲けていない中学校は。
そんな忙しくてストレスの多い学校生活の中で、足を向ければちょっと静かで本が並んでいる、心安らげる空間がある──それが学校図書館の役割のひとつでもあるのではないか……と思っております。
まあ昼休みは、なんだかんだ言ってもほかの生徒さんたちもやってきてにぎやかだったりするので、あまり「まったり」というわけにはいきませんが……。
昼休みはそうでも、放課後開館があれば、そのときはかなりゆっくりと時間をとって本を読んだり休んだりできている様子です。
ところで、学校図書館の利用者は生徒さんたちだけではありませんよね。
そう、先生方も立派な利用者であり、司書があれこれとサポートすべき人たちです。
職員室って、実はしばしば外部から電話がかかってきたり、遅れてきた生徒や忘れ物を届けに来た保護者やそのほかの業者などがインターホンのチャイムを押したりと、意外と落ち着かない空間です。まあそれでも、集中してパソコンに向かって仕事をしていらっしゃる先生も多いですけれども。
電話やチャイムのほかにも、なにか理由があって職員室に居づらい思いをしておられる先生もいらっしゃるはず。そんな風に職員室で落ち着けない気分でいらっしゃる先生にとっても、図書館は憩いの場になれるはずでは……と思っています。
私はときどき、図書館に来てくださった先生に「空き時間にはどうぞいらしてください。ここで読書されてもいいですし、お仕事をされても構わないですよ」とお勧めしています。
私が作業していて、ちょろちょろと出たり入ったりする以外は静かで、落ち着いて様々なことに集中できると思われますし、大抵の先生は喜んでくださいます。
もちろん、全員が図書館に……というわけにはいかないでしょうけれどもね(苦笑)。
図書館にすこしでも多く来ていただくことで、やがて本をお借りになったり、授業で役に立ちそうな本が見つかったり、良いことがきっとあると思うのです。
なにかのきっかけがあればちょっとお声かけをして、先生にも少しでも図書館に親しんでいただけるとよいですね。
ではでは、今回はこのあたりで。





