↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/84

第三十七話 「文化祭当日」

文化祭当日。


朝。


まだ開場前だというのに、天女学院は活気に包まれていた。


「急いで急いで!」


「看板こっち!」


「料理班、準備お願い!」


校内を生徒たちが慌ただしく走り回る。


雪音も和服姿に着替え、和風喫茶の準備を進めていた。


「千夜さん、本当に似合う……。」


クラスメイトが思わず見惚れる。


白い髪を美しくまとめた雪音は、まるで大和撫子そのものだった。


「ありがとうございます。」


雪音は優雅に一礼する。


「料理の準備も終わりましたわ。」


「助かった!」


⸻


「もうすぐ開場です!」


校内放送が流れる。


先生たちも持ち場へ向かっていく。


輝夜は深呼吸をした。


「緊張してきた……。」


「大丈夫ですわ。」


雪音が微笑む。


「きっと成功いたします。」


「うん!」


輝夜も笑顔で頷いた。


⸻


午前九時。


文化祭、開場。


家族連れや卒業生たちが次々と学院へ入ってくる。


校内は一気に賑わい始めた。


「いらっしゃいませ!」


「こちらへどうぞ!」


雪音たちの和風喫茶も、多くの客で賑わう。


「千夜さん、注文お願い!」


「承知いたしました。」


雪音は笑顔を絶やさず接客を続ける。


学院での日常。


その集大成とも言える一日が始まった。


しかし。


この時まだ誰も知らない。


今日という日が。


天女学院だけではなく、五条会の歴史を大きく変える一日になることを。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。