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特進クラス
弁解の余地もない様な話で
時折優柔不断さが勝った
身勝手な笑顔 泣きそうなままで
意地らしくもある
不穏な日の出は雨を含んでいて
ベッドの隅で縮こまり包まった
傷を隠していた 手を繋いでいた
キスも含んでいた
僕らは時々意地悪な神様にとって
退屈を紛らわす装置にしかならなくて
君が側に居ずとも街は流れている
こんなに当たり障りもなく
ミサンガをハサミでちょん切ったから
青春とは距離を取ることにした
破いてしまった 進路調査を
テープで戻していた
暗くて淀んだクラスは競争に身を任せ
誰かの数字で僕らは歪み会っているんだ
朝焼けに溶かされ思い通りになる
ふいに君に会いたくなる
書架に並べた可能性を高めて
初夏に選んだ参考書を読んだ
未来の安定を 親と先生の
言葉を信じていた
僕らは時々意地悪な社会にとって
退屈を紛らわす装置にしか見えなくて
気付けばごめんね引っ張ってはそこに座って
言い訳と言えば皆んなやっているから仕方なく
僕が街に居ずとも時は流れている
こんなに当たり障りもなく
知ろうとも退けていく




