睡眠障害
寮のある学校、ということで探していると、なかなか見つからない。いや、スマホの検索で出てくるのだが、偏差値の点で難しかったり、遠すぎて帰ってこれなかったりで悩んでいる。
やはり難しいだろうか。元々の志望校のままにするべきか。
悩みながら家に帰ると、お母さんから高校について話をしてもらえた。
「さち、まだ志望校悩んでるなら、お母さんの妹が寮監をしてる所に行ってみない?」
「どこあるの?」
「県はまたぐけど、それほど遠くはないし、さちにとっては叔母に当たる人がいるからやりやすいかな、と思うんだけど」
「試験が難しくなければ、そこにしようかな。偏差値とかどれくらいだろ?」
「そこまで進学校ってわけじゃないから、さちなら大丈夫だと思うわよ」
「ちょっと調べてみるね」
そうしてその学校について調べた。私立だが公立とそれほど変わらない授業料。設備も整っており、紹介の写真などの雰囲気もいい。
なにより叔母さんがいるなら、少しは安心できるのではないだろうか。そこに進路先を変更することを学校の先生に相談すると、これまでよりも偏差値が上がることに喜んでいた。勉強を続けているが、それほど熱心でなくても大丈夫とのことで、気楽にしていた。
ある日の夜のことだ。
りこのことが頭をよぎる。眠ると後悔の念が強く沸き上がる。眠ったと思ったら数分しか経っていない。
そんな夜が何日も続いた。翌日、学校で睡眠不足からの貧血を起こして失神。お母さんにとても心配をかけた。
お母さんの勧めで病院に行ったところ、睡眠障害、と診断をくだされた。




