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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
3章

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201/219

精神疾患

最後の文章を変更しています。次話につなげるため。失礼しました。

睡眠障害、とは言うものの症状としては眠れないだけだ、と考えていた。その眠れないことがどれだけ大きいか分からなかった。


私の場合は寝つきがひどく悪いことと、何度も目が覚めること。それにより日中は集中力を大いに欠いた。眠気と覚醒を繰り返す頭は常にガンガンと痛み、判断力なども低下している状態だったらしい。


らしい、というのも眠れなくなって1週間もすると、全てのことに対して意識がなくなってくるのだ。今私が眠っているのか起きているのかも曖昧でぼんやりとした状態が続き、階段などを踏み外す感触で目を覚ます。


夢をみることもあった。事故の場所に立ち、想像の中でりこが消えていく。数字の羅列が意味もなく流れ続ける。そんな悪夢を数分の間だけ見て起き、また眠れば同じ夢をみる。それを繰り返した。


眠れない。そのことだけがひどく辛かった。病院から睡眠導入薬を処方してもらい、眠りにつくことが出来たが、夢の内容は変わらなかった。時折みるりことの思い出は心の大きな支えにはなったので、私はなんとか持ち直した。


夢をみない睡眠は一瞬で終わる。体力は回復するが、精神的には疲労が残ったままだ。次第に私は精神的にもすり減るようになった。


抑うつ状態、と診断を受けたときはうつ病との違いをスマホで検索した。ざっくり言えば、まだうつ病にはならないか、軽度のうつ病。どちらにせよ、私はいわゆる精神疾患の入り口に立ったわけだ。


それからも薬を飲みながら、なんとか現状に耐えて受験に臨み、少しずつ環境に適応出来るようになるのに暫くかかった。いや、今も投薬は続いてるので回復に向かっているのかどうかは分からない。


そんなある日にそれは起きた。

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