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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
2章

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184/201

空回り

「奥野くん、あなたが何をしたいのかよく分からないままだけど、これだけら言えるわ。あなたが思ったことはあなたの考えでしかないの」


「それは、そうだけど」


「いいえ、分かってないわね。あなたは自分の考えだけで突っ走って、結果として今回の暴力事件の首謀者になってるのよ。いい加減に自覚なさい」


「待てよ、俺はそんなこと」


「いいえ、結果的にそう見えるのよ。あなたが考えたことで、行動してことで、菊池くんは私にケガをさせた。これは動かせない事実なのよ」


「さちちゃんの周りにいる沢山の人が知ってるわね」


「私は1人じゃないし、勝手なことをされて迷惑だったわ」


「・・・・・・そうか。1人じゃなかったのか」


ひとみ先輩をチラリと見て呟いた。


「菊池、ごめんな」


「・・・・・」


菊池くんは声も出せないようだ。


「先生方、お騒がせしてすみませんでした。今回のことは俺が菊池から相談を受けて考えたことです」


口を挟めずにいた先生たちの方をむいてちゃんとしゃべった。


「・・・・やりとりは見ていました。奥野、菊池の2人はこのまま残りなさい。高田と一ノ瀬は行っていい。付き合わせてしまって、ごめんなさい」


「わかりました。行きましょうかさちちゃん」


「はい、ひとみ先輩。では先生方、失礼します」


こうして私とひとみ先輩は解放された。


「ひとみ先輩、急に巻き込んですみませんでした。お時間大丈夫でしたか?」


「まぁ驚きはしたけど、これで前みたいなことにならなければいいね。じゃあ、私は一度生徒会室に戻るから」


「はい、ありがとうございました。あ、それと夕ごはん何食べたいですか?」


「んー、唐揚げかな〜」


「相談して早めに取り入れますね」


「やったー」

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