ひとみ先輩に相談
みんなが帰ってきて、夕飯を食べる。和風ハンバーグとあってご飯がすすみ、皆おかわりしていた。
「ごちそうさまでした。美味しかったです」
すみれはおかわりをしなかったので、私と同じくらいに食べ終わった。私の食器も一緒に片付けてくれる、というので甘えることにした。
「ありがとう、すみれ」
「今日のごはんも美味しかったよ。さちちゃんもありがとう」
そう言い合って、にっこりと笑ってくれた。でもなぜだか、ぎこちなく見えた。
「ちょっとやることあるので、今日のお皿洗いお願いしてもいいですか?」
「大丈夫よ、私やっておくわ」
「ありがとうございます、ひとみ先輩」
そうしてすみれは部屋に向かっていった。
「さちちゃんは大丈夫?部屋に戻ってても大丈夫よ?」
「ひとみ先輩にお願いがありまして。ご飯が終わるまで待ってます」
「んー、それならお皿洗ったらさちちゃんのお部屋にお邪魔してもいい?それか寮監さんも一緒の方がいい?」
「んー・・・・それでもいいなら。私だけでも大丈夫ですので、部屋で待ってていいですか?」
「私が役に立つならいくらでも話は聞くわよー。それじゃ後で行くわね」
そうして私も部屋に戻るとお茶の準備をしておいた。紅茶がほどよく蒸らされた頃、ひとみ先輩がやってきた。
「お皿洗い終わったよー。さぁ、お姉さんとお話しよっか?」
「ちょうど紅茶も入りました。ホットでいいすか?アイスにします?」
「アイスでもらおうかしら」
氷を洗って、グラスに入れて、紅茶を注ぐ。ストローも刺して軽く混ぜてからひとみ先輩に手渡した。私もアイスティーのグラスを持って、テーブルを挟んて座った。
「さて、どんなお願いなのかな?」
「実は、すみれのことなんですが・・・・」
私は漠然とした不安を話した。なんの確証もなく、あくまでも私のカンというだけの話。だが、やはりあの子が心配なのだ。
「うーん、なるほど。なんとも言えないわねぇ。部活でもコンクールが近いなら思いつきを試したりするのかもしれない。とはいえ、さちちゃんの気持ちも無視できない。お姉さんがすみれちゃんと話してみよっか」
「受験を控えてるのに、すみません」
「いいのよー。こういう時の生徒会長で、お姉さんだもの」




