朝のホームルーム
学校に行くと蘭と明がやってきて、手のケガのことを聞いてきた。
「さち、すみれ、おはよう。さちはその手どうしたの?」
「さち、すみれ、おはよう。大丈夫かしら?不便があったら手伝うわよ」
「おはよう。とりあえずは大丈夫よ。でも昨日のノートは見せてほしいわ」
「おはよう、蘭ちゃん明ちゃん」
落ち着いてるが、すみれも昨日はすごかった。お皿洗うのも代わってくれたし、「その手じゃ大変だよね。お風呂一緒に入る?」とかまで言ってくれた。さすがに断ったが。
「というか、どうしてそんなケガしちゃったの?転んだん?」
「それがね・・・・・・・・・・」
あまり触れ回ることでもないので声をひそめて説明をする。一昨日のひととおりを。
「なに、それ」
「許せないわね」
「まぁ、今日ちゃんと話すことになってるから」
「それでもだよ。女の子にケガさせといて、そいつは逃げたんでしょ?ありえないって」
蘭と明に火がついてしまった。
「今日話して、色々変わると思うから」
なんで私があちらを擁護してるのたろうか?
そうこうしてる内に先生がやってきた。出席をとって、簡単なホームルームが終わると私の方へやって来た。
「高田ー、今日の昼休み職員室これるか?昼食べてからでいいから」
「はい、大丈夫です」
「じゃあちょっと来るように」
と言い残して行ってしまった。さて、1限目の準備を、と思ったらまたすみれ達に囲まれていた。
かばんから教科書やノートを出しながら話すことにした。
「さすがに学校内でケガしたから話を聞きたいらしいわよ」
「あたしらも行きたいんだけど」
「今回はだめよ。その場にもいなかったし、連れて行くのは出来ないと思うわ」
「むー、さちちゃん気をつけてね」
「ありがとう、すみれ。蘭と明も」




