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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
2章

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スフレパンケーキでおやつ

「「ただいま〜」」

と2人で寮監室へ帰ってきた。そして急いでアイスや生鮮食品から冷蔵庫にしまっていく。


「ふぅ、ありがとうねぇ。そういえば、お昼は食べたの?」


「病院行ってただけだったし、お腹空かなくて食べてないよ」


「そうだったのね。おやつ早めに食べちゃいましょうか」


「そうだね。それくらいがいいかも」


そうして一休みを挟んでから、献立を考えた。


「う〜ん、今日はカレーピラフにして、明日は和風ハンバーグとか」


「さちちゃん、手は大丈夫?」


「そこまで力を込めなければ痛くないよ」


「じゃあ和風ハンバーグね。柔らかく仕上げるわ」


「それくらいで痛みは引くと思うんだよね。包帯も取ってよければ、一緒に料理できるよ」


「片手でもできることからお願いしようかしら」


なんて、そんなことを話していると14時を回った。


「少しお腹空いてきたかも。おやつ何かあるかな?」


「あら、じゃあちゃんと作るわよ」


そうして用意したのは、小麦粉、卵に牛乳、砂糖、ベーキングパウダー。ホットケーキかな?と思ってたら丸い型も出していた。


「さちちゃん、一緒に作る?」


「うん、何にする?」


「スフレパンケーキよ」


ああ、だから丸い型があったのか。


スフレパンケーキは卵白を泡立てたメレンゲに卵黄と小麦粉をさっくり混ぜ、フワフワの生地を分厚く仕上げるのだ。メレンゲを潰さずに作ると口の中で生地がシュワシュワと溶けるような食感になる。


おばがボウルを押さえ、私が電動ミキサーを持ってメレンゲを作り、その他の材料を加えた。生地が完成したらスピード勝負。おばに場所を譲って型をフライパンに置きバターを落とすと生地を型に流し込む。


蒸し焼きにしてそっとお皿に盛り付ければ出来るのだ。これだけだが、火の通し加減や生地の混ぜ加減など、中々に難しい。ついでに洗い物も多い。


今日はスフレパンケーキにハチミツやメープルシロップではなく、買ってきた一口大のチョコがけアイスを乗せて食べることになった。

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