先輩男子とのお話
「お、来たな」
「とりあえず、言い分とか状況を聞いとこうか」
「わかりました。まず俺たちは小学校から一緒だった幼馴染だったんです・・・・・・・」
と、俺はさちとの始まりと、死に別れた元彼女、そしてその元彼女を忘れるために新しい彼女を作ったと説明した。
「・・・・・・ですが、そうなるとさちは1人になってしまう。そのことをクラスでさちのことを気になってるっていう友だちに話したら『俺が高田さんと付き合ったら解決だろ』と言ってくれて。今日、その話をしにいった所、さちが強く断って、それを友だちが止めて、っていう流れです」
「そうか」
「う〜ん・・・・・」
先輩はお茶を飲むと一息ついて、話し始めた。
「まずさ、高田さんとその友だちっていうのは面識があるの?」
「いえ、ありません。友だちの片思いみたいです」
「話してるところ想像したらさ、『男2人で、1人の女の子に言い寄ってる』ようにしか見えないんだけど、そこは合ってるか?」
「あくまで俺は応援というか紹介で、2人の話には加わってませんが」
「そもそもさ、奥野って寮監から高田ちゃんと接触禁止って言われてなかった?」
「それは・・・はい。でも、早く決着を着けないとダメだって、彼女が」
「それで約束破って、友だちを無理矢理高田ちゃんに引き合わせた?それはなんか違くない?」
「・・・・・約束を破ったのは、そうですね」
「奥野、悪いんだけど率直に言うわ。高田ちゃんがケガしてんの、お前のせいでもあんだぞ」
「いや、さちがあんなに強く断らなければ」
「普通に考えて、知らないやつから連絡先欲しがられたら気持ち悪いだろ」
「でも俺の友だちってちゃんと紹介しましたよ?」
「お前友だちっていうのは、高田ちゃんにケガさせたやつだよな?どこに安全なポイントがあんの?」
「奥野、俺も思うんだけど、高田ちゃんってほとんどの人に関わろうとしないよな」
「はい、だから紹介しようと」
「それって言い換えたら、お前よりもちゃんと、前を向いてるんじゃねーの?誰かに媚びたり助けを求めてもない、1人でなんとかしようとしてんじゃない?」
「奥野がやってるの、正直言って自己満足だぞ。高田ちゃんは、そういうのいらないんじゃね?」
「あとさ、奥野さっきから聞いてて思ったんだけどさ、いつまで言い訳をするんだ?どこからどこまでがお前の意思でやったんだ?」




