思いや考え
「なにを、言って・・・・」
「どんな人にも思いや考えかあるのよ。それが私と奥野くんで違ってケンカになった。今は互いに冷却期間をおいて、落ち着いて話すほうが互いのためになるのよ。それを無理矢理、私だけがあちらに合わせる?そんなこと部外者のあなたに言われる筋合いはないわ」
「あなたにはあなたの思いと考えがあるのはわかったよ。でもそれは、奥野くんと同じ考えなの?さちちゃんと同じなの?」
「というか、そんなことを彼女に言わせによこす奥野の方があり得ないんだけど?」
「蘭、確かにその通りだけれど、この人にはこの人の考えがあって、勝手に来たんじゃないかしら?奥野くんは何を言って、どんな態度を取ったのかはわからないけど」
「なによ、なによあんたたち・・・・!」
「今いなくなるなら奥野くんには何も言わないわよ。早く行きなさい」
「・・・・・・っ!」
女子生徒は走って行ってしまった。
「なんつーか、さちも大変だね」
「さち、またこんな事があったら私たちに言いなさい。いくらでも加勢するわ」
「ありがとう、3人とも。でもこんなことそうそう起こらないわよ」
「さちちゃん、そうそう起こらないことが今起きたから・・・・」
「まぁ、たしかに。・・・・・なるようになるでしょ。すみれは今日部活は?」
「うん、そろそろコンクールの作品の追い込みに入るよ」
「そうなの。頑張ってね。それなら夕飯は洋食にしましょうか」
「え、いいの?」
「少しでもテーマがある方が決めやすいのよ。おばにも相談して決めるわね」
「うん、楽しみにしてるね」
というわけで、昼休みの嵐は通り過ぎた。
かのように、思った。
「さち、その、いいかな」
なぜ1週間話すなと言われたお前が来るのだ。




