筑前煮弁当
食器を洗い終わって、明日のお弁当の準備をする、というタイミングでリクエストが入った。
「さちちゃん、この間の片手で食べられるお弁当すごく助かった〜。煮物とおにぎりですごく力が出たの。またお願いできないかな?」
ということで、煮物は確定した。おばと相談して、鶏肉をメインに使ったものにする。野菜はニンジンと大根があったので、筑前煮っぽいのにしようか、ということになった。
「干し椎茸のどんこがあるから、使っちゃいましょうか」
「どんこってなに?」
「干し椎茸の種類よ。かさが開いてないのをそう呼ぶの。今の場合だと、スライスしてないやつってことだと思うわ」
干し椎茸 (どんこ)を水で戻し、ニンジンは乱切り、大根は厚めのいちょう切りにする。鶏肉は一口大。
ごま油をひいた鍋で具材を炒めて、しょうが、塩、砂糖を加える。鶏肉の色が変わったら酒としょうゆ、みりんで味付けする。
さて、しいたけは少し硬いが切れなくはないので切ってしまう。ひとつの干し椎茸を4つに切り分けて戻し汁ごと鍋に投入する。
灰汁がでるので、キッチンペーパーを上にかぶせておく。ペーパーをとるときに灰汁も一緒に取れるのだ。
「煮てる間に他のおかずも作りたいわねぇ・・・・何がいいかしら?」
「玉子焼きとかは結構やったしね」
「メインが煮物なら、和食系かしら?冷凍食品だけど魚のフライならあるわね」
「彩り的には明るい色がほしいね」
う〜ん、とおばと2人で悩むことしばし。
「彩りなら、やっぱりたまごの黄色じゃないかしら?野菜は摂れてるし。たらこパスタのソースを使って、たらこ玉子焼きはどう?」
「やってみよっか。ピンクと黄色で綺麗かも」
という、結構適当な加減でお弁当は作られている。




