2人の先輩
山本先輩と岸先輩。普段それほど関わることはない。だが食事のときは「あれが美味しかった」「またこれを作ってほしい」など、言ってくる人たちだ。
この間のテストでひとみ先輩に勉強を見てもらってたのも、この2人。
いつもの言動はともかく、独特な雰囲気をもつ2人だ。
「2人とも、今のセリフなんならセクハラになるから気をつけなさいよ」
「「えぇっ!?」」
とまぁ、こんなやりとりはしょっちゅうだ。
「大丈夫ですよ。そういう風には思ってないですから」
「かいちょー、こーいうとこだぞー」
「そーだそーだ」
「あんたたち、次のテストは自分たちでいけるのね?」
「「さーせんした!」」
コントじみたやりとりもいつものごとく。ミニラーメンを配り終えると、私は先に食器洗いの方に行った。
「ごめんね、高田さん。さっきはセクハラしちゃって。でも髪の毛綺麗なのはホントだからね」
「いつも料理してくれてありがとう。今日も美味しかったよ」
食べ終わり、食器を片付けに2人の先輩がやってきた。
「いえいえ、この間はお騒がせしてすみませんでした。今回のサプリはそのペナルティといいますか」
「あぁ、寮母さんになんか言われた?」
「寮母さん、怒るときは怒るからね」
「ははは・・・・・・お皿ありがとうございます。受け取りますね」
「お願いね。この間といえば、康太もやりすぎだったよな」
「俺、丁度見えなかったんだけど、仲直りできそう?必要なら俺たちからアイツになんか言っとくよ?」
「んと、とりあえずは大丈夫です。今はお互いに冷却期間なので」
「そっか。おっけ、なんか出来ることあったら言って
ね」
「俺たちカワイイ女の子の味方するからさ」
「あんたたち?」
「「さーせん!」」




