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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
2章

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チンジャオロース

「ただいま」

「ただいまです」


「おかえりなさい。お買い物ありがとう」


買い物袋の中身を確認してもらい、精算をする。今日の夕飯はチンジャオロースだ。


「たまに食べたくなるのよねぇ。中華が続いちゃうけど、みんな好きだし大丈夫でしょう」


私も制服から着替えてエプロンを手に寮監室へ戻った。


「さちちゃん、レシートになかったけど、このサプリは?」


「あ、忘れてた。髪の毛にいい栄養を調べたら亜鉛とかビタミンが出てきたから、とりあえずサプリ買ったの。そっちに入れっぱなしだったんだね」


「髪のお手入れ、ちゃんとやってくれそうで嬉しいわぁ」


「ヘアオイルとかパックとかもあったんだけど、高くて・・・・とりあえずこのサプリをちゃんと飲むってことで」


「うん、いいでしょう」


「ありがとう。さ、チンジャオロースの下ごしらえやっちゃおう」


ピーマンはヘタの部分をぐっと押すと種がごっそり取れるので全部とる。中に種が残らないように水洗いはしっかりと。

たけのこは水煮を買ったので水を抜くだけ。

玉ねぎはヘタと根の部分を落として薄皮をむいておく。

お肉は牛ひき肉を買ってきた。


野菜は全部細切りにしていく。玉ねぎだけはくし切りか。特にピーマンは縦に切ったほうが苦みが出にくいらしいので、少し慎重に切る。


フライパンにごま油をしいて、野菜を炒める。玉ねぎが透き通ってきたら牛ひき肉を加えて、更に炒める。ここでチューブのすりおろしショウガ、オイスターソース、酒、しょうゆを加えて全体を混ぜる。水分を飛ばしてから味見して、塩コショウで調える。


工程としてはそんなに手間はないのだが、いかんせん野菜の量が量である。炒めるのは手首が痛くなるので、おばと交代しながらやった。


ここに中華スープの素で作った卵スープをつける。具は卵とねぎ、わかめ。ご飯が炊き上がればチンジャオロース定食の出来上がりだ。

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