笑顔のお昼
昼休み。
今日のお弁当作りについては私はタッチしていない。必然おばが全部やってくれたのだが。
「さちちゃん、お弁当食べよー」
「うん。今日は何が入ってるのかしら」
蘭と明は今日は学食に行く、と言っていたのですみれと2人だ。なお昨日の夕飯は餃子である。お弁当には適さないので、中身は新たに作ったのだろうか。
「いただきます」
「いただきまーす」
玉子焼き、ウィンナー、ミートボール、ブロッコリーとプチトマト。Theお弁当というラインナップだった。
「今日も美味しそうだね」
「そうね。ミートボールは餃子のタネを使ったのかしら」
食べてみると味は確かにミートボールなのに、中身は野菜もしっかりと詰まった餃子のタネだった。多分揚げて、ケチャップソースを作るのも全部やってくれたのだろう。
玉子焼きは甘めにしつつもごま油の香りがあった。ウィンナーにはハーブソルトがかかっており、ブロッコリーとプチトマトの下にはマヨネーズが敷いてあった。
和洋折衷だけど、ごはんにとても合う食べやすい内容だった。ご飯も醤油とみりんをつけたのりが載っていた。
私ではなかなか出てこないアイデアか、やろうとしない作り方だ。勉強になる。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
すみれとのおしゃべりも楽しみつつ、ゆるやかに食事を終えた頃、蘭と明が戻ってきた。
「お昼食べた?これデザートに食べない?」
「なんと私たちのおごりよ」
と差し出されたのはプリンとヨーグルトだった。
「いただくわ。蘭、いいことあったの?」
「見つけて食べたくなったの。でもどーせなら皆で食べたいじゃん?」
「しかも両方食べたいからって、私を巻き込んで2個ずつ買ってきたのよ。2人はどっちがいい?半分こしましょう」
笑いながらプリンとヨーグルトを4人で食べた。




