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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
2章

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朝ごはん

改めてシャワーを浴びて、さっぱりとして。身支度をしてから寮監室へ向かった。


「おはよう、さちちゃん」


「おはよう、おばさん。ごめんね、遅くなって」


「いいのよ。たまにはゆっくり準備しなさい。ほら、もう出来てるから、ちょっと椅子に座って」


そう言うと、タオルで髪の毛を拭いてくれた。簡単に拭いてきたのがいけなかったらしい。


「さちちゃん、髪質はいいんだし、ちゃんとケアすればすごく良いと思うんだけど」


「そんなことないよ。そのちゃんと(・・・・)がめんどくさいし」


「そうねぇ・・・・昨日のさちちゃんのペナルティは髪の手入れを1週間サボらない、とかにしましょうか」


「あー、まー、うん。そんなことでいいなら。でもケア用品なんて持ってないよ?」


「お金は出すから、花谷さんかひとみちゃんに聞いて買ってきなさいな。・・・・・はい、いいわよ」


すっかり髪の毛は乾いていた。タオルで撫でられる感触が気持ちよかったが、仕方ない。


「すみれは・・・・部活とか用事がなかったら聞いてみようかな」


「ちなみに、奥野くんへのペナルティはさちちゃんとの会話1週間禁止よ。ちゃんと考え直すように言ってあるわ」


「そっちもありがとう」


そうして、私の壊れかけていた日常が再スタートした。今日の朝ごはんは魚の照り焼きに玉子焼き、ほうれん草のおひたしとお味噌汁だった。自分の味とは少し違うけれど、とても温かい味に人知れず息をついたのだった。

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