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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
2章

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お弁当事情

「うまぁ〜」

「おいしいわぁ〜」


と絶賛される肉じゃが。おばからも厳しいチェックが入ったが、見事合格をもらえただけある。


「なんか、いつもと違うね」


「旨味が口の中に残るでしょ?」


「あ、なるほど。言われてみればそんな感じかも」


「旨味成分がたっぷり入ってるからね。お肉としいたけって相性がいいのよ」


「食べ合わせってやつね。てんぷらと冷水とかはよく聞くわね」


「うーん、そういうのとは少し違いますが。一緒に食べると旨味が増したり栄養が摂りやすくなったりですね。てんぷらと冷水の例は一緒に食べちゃいけないやつです」


ひとみ先輩の例は少し違うが、近いものを教える。今回の場合、しいたけのグアニル酸とお肉のイノシン酸が旨味のかけ算となり、旨味が増えるのだ。ちなみにトマトのグルタミン酸の方が有名かもしれない。


旨味は掛け合わせることでより舌に残り、旨味を感じやすくなるのだ。


「あ、肉じゃが残れば明日のお弁当に入りますので、できれば少し残しといてください」


「「はーい」」

とすみれとひとみ先輩が返事をした。男性陣はちびちびと食べることにしたらしい。


「それと、今日のお弁当で入れられなかった玉子焼きは明日入れます。この後作りますから。他に食べたいものありますか?」


「肉じゃがと、玉子焼きでしょ?結構ボリュームありそうだね」


「野菜はさっぱりした方がいいかもしれないわね。プチトマトとかで酸味を加えましょうか」


「あ、今更ですけど、全員ごはんでいいですか?サンドイッチとかがいい人とかいます?」


「たまーにそう思う時はあるかもしれないわー。もちろん普段のお弁当に不満があるんじゃないんだけど、生徒会の仕事しながらやる時があるから、集中して食べられない時があってねー・・・・」


「ひとみ先輩は生徒会長ですもんね。前日までに言ってもらえれば、なんとかしましょう。サンドイッチとか、おにぎりとか」


「ありがとう!」

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