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私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
2章

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課題とクッキー

「いいにおいだね〜」


「すみれ、出汁の味見してくれる?まだ野菜は煮えてないから」


「うん、いただきます」


小皿に汁を少し入れてすみれに手渡すと、ふぅふぅとしっかりと冷ましてから出汁を飲んだ。なお、酒やみりんのアルコールはしっかりと飛んでいるはずだ。沸騰して5分、がアルコールを飛ばすのに必要な時間のはずだ。


「はぁ、優しいけど美味しいね」


「このお出汁がちゃんとじゃがいもに染み込むまで、もう少しかかるから待っててね」


「うん、晩ごはん楽しみだよ」


「ところで、すみれ。持ってきたのは今日の課題かしら?」


「うん、こっちでやらせてもらおうかなって。いいですか?」


と、おばに声をかけると、いいわよー、と気楽な返事が返ってくる。それなら私もこっちでやってしまおうか。


「私も課題持ってきちゃうわ。数学のどこだっけ?」


「ここからここまでの問いを解いておくんだよね」


「あとは英語の長文読解もやっといた方がいいわよね」


「そうだね〜、さちちゃんはもう今日のお仕事は大丈夫?」


「さちちゃんのお仕事は、しばらくの間縮小します」


「え、はじめて聞いたけど」


「はじめて言ったもの。少し働きすぎよ。お金とかで報いることは出来るけど、健康第一よ」


「はーい・・・・」


「はい、少しおやつ食べてから課題やっちゃいなさい。今日はクッキーよ」


おばが缶に入ったバタークッキーを取り出して言った。お供は紅茶のようだ。


「わかった。私も勉強道具もってくる」


「紅茶淹れて待ってるわね」


そうしてクッキーと紅茶をおやつにしながら課題について考えた。すみれの頭の良さは流石だし、私も成績は悪い方ではない。さくさくと進め、大量の肉じゃがが煮えるまでに課題を終えてしまった。

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