↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の前で命を馬鹿にするな  作者: 黄野ポピー
2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

131/222

渾身の肉じゃが

放課後、すみれと一緒にスーパーにやってきた。


「今回は買う量が増えるからありがたいけど、無理はしないでね」


「あら、私って実は力持ちなんだよ」


カートにかごを乗せて、あーだこーだと言いながら買うものを見ていく。とりあえずは肉じゃがの材料となるニンジン、玉ねぎ、じゃがいも、豚肉は多めにカゴに入れておく。しらたきも入れたらかさ増しになるか。豆腐も入れてしまおう。


「晩ごはん、肉じゃが?」


「そうよ」


「やった!さちちゃんの肉じゃが大好き」


卵や他の野菜、肉類も少し多めに買うとカゴはかなりいっぱになった。今回調味料やお米はないから、比較的軽いのが救いだが。


さくさくと会計にすすみ、レシートをしっかり保管すると、袋詰め作業に入った。パンや卵など、潰れて困るものは別の袋や袋の上方にするので後回しにし、野菜や缶詰など重い硬いものから入れていく。


そうして術量も考えて2つの袋に分けられたそれをすみれと1つずつ持って寮に帰った。


「ただいま」

「ただいまですー」


「あら、おかえりなさい2人とも」


おばにレシートを渡すとすみれは先に部屋に戻るよう伝える。私はお金の精算をした。


「はい、ありがとう。さちちゃんも着替えてらっしゃい」


「うん、でもその前に干し椎茸を水で戻しとくね」

「それくらい私がやっておくからいいわよ」


というわけで私も私服に着替えて、改めて寮監室のキッチンに立った。


干し椎茸はスライスタイプを使ってるので、そんなに時間はかからない。なので、他の野菜から下ごしらえをしていく。

ニンジンは乱切り、新玉ネギは厚めの半月切り、新じゃがは一口大くらいに揃える。しらたきは井の字に切って、豆腐も井の字でいい。


鍋にごま油をひいてニンジン、じゃがいも、玉ネギを炒める。その横ではしらたきを茹でるためのお湯を沸かしておく。玉ねぎが透き通ってきたら、干し椎茸の戻し汁ごと入れる。しらたきも軽く茹でて灰汁が出たらザルでしらたきを取り出し、鍋に加える。


鍋全体がくつくつしてきたら豚肉を入れる。固まりだとそのまま固まってしまうので、一枚ずつはがしてすき間にむぎゅっと詰める。広げる必要はない。灰汁を取って、豚肉の色が変わってきたら調味料を加える。加えるのは、酒、しょうゆ、みりん、砂糖、すき焼きのタレ。気持ち甘めになる。最後に豆腐を入れて、キッチンペーパーを上から被せて、煮込んでいく。


キッチンペーパーを取り出す時に灰汁が取れるので、落とし蓋代わりというか、なんというか。


ここにほうれん草のごま和えを加えれば、立派な夕食になるだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。