君だけの自爆スイッチ

　大卒フリーターの桂秀明は、コンビニバイト中、地球の自爆スイッチを発見してしまった。それを持ち帰って押してみたものの、当然のように地球は自爆しなかった。
　しかし自爆スイッチは発信機になっていたようで、その夜、桂は得体のしれない黒服の男たちに襲われてしまう。
　黒服の男たち曰く、地球は現在、エイリアンによって侵略されかかっている。そのため、本物の地球の自爆スイッチを桂に預かってほしいと願い出た。
　桂は断ったものの、強引に地球の自爆スイッチを押し付けられてしまう。
　ただその自爆スイッチというのが、ボタンのような物ではなく、流河メノという名の少女だった――。

　フリーターの青年と地球の自爆スイッチという運命を背負ってしまった少女の生末を描いた、人類の終末ストーリー。