第29話:白山の奇跡と捕虜
――『ガルドニア魔導帝国・ヴァイス大尉の獄中手記(のちに白山帰化申請書として提出)』より抜粋。
「私は覚悟していた。神王の逆鱗に触れ、最新鋭の装甲車を失った我々を待ち受けているのは、肉体を切り刻まれるような凄惨な拷問に違いないと。だが、実際に我々の前に突き出されたのは、黄金の湯気を立てる『白濁した神聖なる霊薬鍋』と、魂まで浄化する『極楽の霊泉』であった。あれは拷問などではない……人間の尊厳と帝国への忠誠心を根底から溶かし尽くす、恐るべき『白山の奇跡』である!」
この手記は、のちに編纂された『白山神王正史・外交篇』において、帝国軍のエリート将校たちが次々と白山へ寝返るきっかけとなった歴史的転換点として引用されている。後世の心理学者たちは、極寒の戦場から突如として「神話級の治癒食と霊泉、そして三白眼による無言の威圧」が支配する空間へと放り込まれた捕虜たちが、わずか数時間で神王の熱狂的な信奉者へと変貌していく現象を『白山症候群』と名付け、究極の人心掌握術として研究対象とした。
「……う、うぅむ……ここは、どこだ……?」
ガルドニア魔導帝国・第零特務偵察隊の隊長であるヴァイス大尉は、重いまぶたをゆっくりと押し開けた。
最後に記憶しているのは、絶叫する人型長ネギの怪音に鼓膜を貫かれ、直後に飛来した「純白の極太質量兵器」によって愛機の主砲ごと顔面を粉砕された衝撃である。
「た、大尉! お目覚めになられましたか!」
「くっ……お前たち、無事だったか! ということは、我々はあの怪物どもに生け捕りにされたのだな……!」
ヴァイス大尉がガバッと上半身を起こすと、周囲には武器と軍服の外套を剥ぎ取られた部下たち十一人が、車座になって身を寄せ合っていた。
見渡せば、そこは木の香りが漂う清潔で広々とした和風の客間であった。しかも不思議なことに、外は氷点下三十度の猛吹雪であるはずなのに、畳の下からは春の日だまりのような心地よい熱(クルミ特製の魔導床暖房)がじんわりと伝わってくる。
だが、エリート軍人であるヴァイス大尉は、その快適さに油断することなく険しい表情で唇を噛み締めた。
「いいか貴様ら、この暖かさに騙されるな! まず間違いなく、極寒で凍えた身体を一度温めてから神経毒や焼きごてを当てる、暗殺者特有の残忍な拷問の下準備に決まっておる! だが、我らは栄光あるガルドニア魔導帝国の精鋭だ。たとえ肉を裂かれ骨を砕かれようとも、帝国軍の機密だけは絶対に吐くでないぞ!」
「「「は、はいっ! ヴァイス大尉!!」」」
部下たちが悲壮な覚悟で頷いた、まさにその瞬間だった。
――スパンッ!
客間の障子戸が小気味よい音を立てて左右に開かれ、廊下の奥から二つの人影が音もなく姿を現した。
先頭に立つのは、黒髪に鋭い目つきをした青年――レオン。
そしてその斜め後ろに控えるのは、漆黒のロングメイド服を優雅に着こなし、大きな木のお盆を抱えた絶世の美女――オルハであった。
(……やっべえなぁ。さっきはビニールハウスを守るために勢いでデカい大根をぶつけちまったけど、よく見たらこいつら、魔導帝国の正規軍のエリートじゃねえか……!)
レオンは内心で冷や汗をダラダラと流していた。
(もし「お前らのせいで大怪我をした!」なんて本国に報告されたら、それこそ帝国の大軍が仕返しに押し寄せてくるぞ! よし、ここは一つ、俺特製の温かいもつ煮込みを腹いっぱい食わせて、露天風呂で疲れを取ってもらって、「いやぁ、さっきは害虫と間違えてすまんかった!」って穏便にお引き取り願うしかねえ!)
そう決意したレオンは、精一杯の「フレンドリーでおもてなしに満ちた表情」を作りながら、ヴァイス大尉たちの前へと歩み寄った。
隣に立つオルハもまた、可愛い弟弟子のお手伝いをするため、ニコニコと「慈愛に満ちた微笑み」を浮かべて並ぶ。
――ただし。
元・暗殺ギルドの兄弟子と弟弟子である二人が並んで立った瞬間、その切れ長の瞳から放たれる『極上のダブル三白眼』が、氷の刃のような冷徹な光を放ってヴァイス大尉たちを上からギロリと射抜いた。
「……おい、お前ら。身体の具合はどうだ? どこか骨が折れてたりしねえか?」
「ふふっ、吹雪の中をはるばるお疲れ様でしたね♪ まずは温かいお食事を召し上がっていただいてから、ゆっくり、じっくりと『お話』を聞かせていただきましょうか♪」
レオンの低い確認の声(骨が折れてたら治療しなきゃという心配)と、オルハの鈴を転がすような微笑み(食後にお詫びをしようという気遣い)。
だが、先ほど最新鋭の多脚装甲車を生身でスクラップにされたばかりの帝国兵たちの目には、その光景は「獲物の健康状態を確かめ、死ぬまで終わらないフルコースの拷問を開始する双頭の魔王」にしか見えなかった。
「「「ひ、ひぃぃぃぃっ!! 双頭の三白眼による精神拷問が始まるぞぉぉっ!!」」」
ヴァイス大尉以下十二名の精鋭たちが、一斉に顔面を蒼白にしてガタガタと震え上がる。
そんな彼らの前に、オルハは「さあ、どうぞ♪」と、お盆の上に乗せられた湯気立つ黒い大椀を、ストンと置いてみせたのだった。
ヴァイス大尉以下十二名の帝国精鋭兵たちは、目の前に置かれた黒い大椀を見つめ、ゴクリと冷たい唾を飲み込んだ。
白濁した濃厚なスープの中には、飴色に煮込まれた大根とトロトロの長ネギ、そして――帝国の上流階級ではまず食卓に上がることのない、見慣れぬ『謎のぶつ切り臓物』がゴロゴロと浮かんでいたからである。
「た、大尉……! この鍋に浮いている白くてプリプリした謎の肉片は、いったい何の臓物でしょうか……!?」
「ま、待て……! 相手は我が帝国の装甲車を生身で粉砕した、氷の三白眼を持つ鬼畜どもだぞ……! まさか、我々より先にこの山へ踏み込んで捕らえられた斥候(人間)の臓物を煮込んだ、恐怖の『人肉闇鍋』なのではあるまいな……!?」
部下の一人が震える声で囁いた瞬間、ヴァイス大尉たちの顔から完全に血の気が引いた。
全員が青ざめて箸を持つ手すら動かせずにいると、それを見たレオンが「なんだ、緊張して遠慮してんのか?」と苦笑いし、オルハと顔を見合わせた。
「せっかく新鮮なモツが手に入ったから、臭みを抜いてじっくり煮込んだ俺の自信作なんだぜ。ほら、冷めると脂が固まっちまうから、温かいうちに食えって!」
「ふふっ、皆さん、雪山でかじかんでお箸が持てないみたいですね♪ では、私があーんして差し上げますから、お口を大きく開けてくださいね♪」
善意百パーセントのレオンとオルハが、大椀から湯気立つモツと大根をレンゲでたっぷりと掬い上げ、鋭い『ダブル三白眼』をギラつかせながらヴァイス大尉たちの口元へとグイッと突き出した。
「ひ、ひぃぃっ!? や、やめろ、帝国軍人に共食いをさせる気かぁぁっ! むぐっ!?」
「はい、あーん♪」というオルハの容赦ない神速の手さばきによって、ヴァイス大尉の口の中へ熱々のモツと大根が強制的に放り込まれた。
部下たちもまた、「ほらよ、どんどん食え!」というレオンのお節介によって次々と口へレンゲを突っ込まれ、死を覚悟して奥歯を噛み締めた――その瞬間だった。
――ジュワァァァァッ……!!
「「「……んんっ!?!?」」」
ヴァイス大尉たちの目玉が、飛び出さんばかりにカッと見開かれた。
噛み締めた瞬間、口いっぱいに弾けたのは、恐怖の味などでは断じてない。下処理で極限まで臭みを消し去った『豚モツ』のプルプルとした甘い脂と、『鶏モツ』の濃厚でクリーミーなコク、そして調味料として溶け込んだ『マンドラ・白ネギ』の芳醇な香味と白味噌が織りなす、天上のハーモニーであった!
さらに、レオンがモツを仕込んだ際に溶け込んでいた『神王の真血』の浄化魔力と、昨夜の『寒イワナ』由来の膨大な生命エネルギーが、熱々のスープとともに彼らの食道から全身の魔力回路へと一気に駆け巡ったのである。
「う、うまぁぁぁぁぁいっ!! なんだこの信じがたい美味さはぁぁっ!! 人肉などではない、これは神話の霊獣のホルモンを仙界の秘薬で煮込んだ、至高の『神域グルメ』だぁぁっ!!」
「た、大尉ぃぃっ! 一口食べただけで、氷点下の行軍で凍상(とうしょう)になりかけていた指先がポカポカに治りましたぁっ!」
「俺は長年患っていた慢性の魔力神経痛と腰痛が一瞬で消え去ったぞぉぉっ!! おかわり! おかわりをくれぇぇっ!!」
先ほどまでの恐怖と疑心暗鬼はどこへやら、帝国軍のエリートたちは涙と鼻水を流しながら、我先にと大椀を抱えて『特製・豚と鶏の濃厚もつ煮込み』と炊きたての白米を猛烈な勢いでかき込み始めた。
「おうおう、そんなに美味いなら鍋ごと置いていくから、腹いっぱい食えよ!」
レオンが満足そうに頷いた、ちょうどその時だった。
――ガシャシャシャシャッ! ドッドッドッドッドッ!!
開け放たれた廊下の窓の向こう――魔導温室ドームの畑の方から、軽快な魔導エンジンの駆動音と、土を掘り起こす豪快な音が響いてきた。
丼を空にしたヴァイス大尉が、ハッとして窓の外へと視線を向ける。
「なっ……あのエンジン音は、我々の『多脚型・雪上魔導装甲車』ではないか!? まさか、我々の愛機を軍事利用するつもりか!?」
ヴァイス大尉が窓辺へ駆け寄って外を覗き込んだ瞬間、彼の口が「あんぐり」と開いたまま固まった。
そこには、確かに彼らが乗ってきた三両の多脚装甲車があった。
――だが、黒鉄の厳ついボディは可愛らしい『大根カラー(白と緑のツートン)』に塗り替えられ、主砲は完全に撤去されている。それどころか、蜘蛛のように蠢く八本の機械脚の先端すべてに、クルミが急造した『耕運用・回転ロータリー車輪(無数のクワの刃がついた車輪)』が溶接されており、八本の脚で超高速のタップダンスを踏みながら、畑の土を猛スピードでフカフカに耕していたのである!
「ひゃっほー! どうよニコル、帝国の多脚サスペンションに耕運用ロータリー車輪を組み合わせた『全自動・八脚魔導耕運機』の威力は!」
「うふふっ、素晴らしいですねぇクルミちゃん♪ 蜘蛛の足がシャカシャカ動くたびに、雑草を抜いて畝まで作ってくれますよぉ♪」
装甲車の上でハイタッチを交わすクルミとニコルの姿を見て、ヴァイス大尉と部下たちは膝から崩れ落ちた。
「わ、我らがガルドニア魔導帝国の最新鋭・多脚装甲車の脚が……耕運用ロータリー車輪に魔改造されて、ただの農機具にされているだとぉぉっ……!?」
帝国軍人としてのプライドが、もつ煮込みの感動とともに音を立てて崩れ去っていく中、レオンは「よし、メシを食ったら次は風呂だ! 背中までしっかり温まっていけよ!」と、呆然とする彼らを露天風呂へと連れていくのだった。
「――あ、あああぁぁぁっ……! な、なんだこのお湯はぁぁぁっ……!!」
湯けむりが立ち昇る無明院の大露天風呂から、ヴァイス大尉以下十二名の帝国精鋭兵たちの、魂が抜けたような歓喜の呻き声が響き渡った。
もつ煮込みでお腹をパンパンに満たされた後、レオンに「ほら、遠慮せず肩まで浸かれよ!」と放り込まれたそこは、白山の地脈の霊力とレオンの『神王の真血』の浄化魔力が溶け込んだ、文字通りの『神域の霊泉』であった。
乳白色の柔らかなお湯に身を沈めた瞬間、極寒の軍事訓練で凝り固まっていた筋肉と、エリートゆえの張り詰めたストレスが、綿飴のようにシュワシュワと溶けて消えていく。
「た、大尉……俺、もう氷点下三十度の帝国軍へ帰りたくありません……。毎日こんな極上のホルモン鍋を食べて、この天国みたいな温泉に浸かって、あの八本脚の耕運機で畑を耕して生きていきたいですぅぅ……!」
「う、うむ……! なんという恐ろしい懐柔工作だ……。武力だけでなく、これほど圧倒的な『衣食住の幸福』を見せつけられては、いかなる帝国軍人の忠誠心も塵と化すわ……!」
湯船の縁に頭を乗せ、完全にふやけきった顔で天を仰ぐヴァイス大尉。
そんな彼の隣に、手ぬぐいを頭に乗せたレオンが「ふぅ、いい湯だな」と並んで浸かり、機嫌よく声をかけた。
「どうだ、すっかり疲れも取れただろ? お前らの乗ってきたあのデカい鉄の虫(装甲車)は、うちのクルミたちが気に入って農機具に改造しちまったから返せねえけど、お前ら自身はいつ山を降りて国へ帰っても構わねえからな!」
(よし! これで「無明院の連中はメシも食わせてくれたし風呂にも入れてくれた良い奴らだった」って本国に報告してくれれば、帝国軍もわざわざ攻めてはこないはずだぜ!)
レオンが完璧な平和外交を成し遂げたつもりでニカッと笑う。
だが、その言葉を聞いたヴァイス大尉は、ハッと表情を引き締めると、湯船の中でレオンの方へと向き直り、深々と頭を下げた。
「……神王レオン様。これほどまでの慈悲と奇跡を賜りながら、黙って去るわけにはまいりません。実は、我々第零特務偵察隊は、ほんの露払いに過ぎないのです……!」
「……えっ?」
レオンの笑顔がピシリと凍りつく。
ヴァイス大尉は懺悔するように、帝国軍の恐るべき本計画を語り始めた。
「我々からの定時連絡が途絶えれば、北方軍を統括する冷徹なる司令官が、いよいよ本隊を動かします! 地上からは黒狼城の古代機兵をも凌駕する『対神話級・重装機甲師団』が、そして空からは――雲の上より一方的に魔導爆撃の雨を降らせる『重装・魔導飛空艇団』が、この白山を地図上から焼き払うために進軍してくるのです!!」
「そ、空から爆撃だとぉぉっ!?」
レオンは湯船の中でガバッと立ち上がりかけた。
(や、やべえじゃねえか!! クルミが作ってくれたこのビニールハウス(魔導温室)、横からの吹雪や害虫は防げても、透明だから空からは丸見えだぞ! せっかく植えた大根やマンドラ・白ネギの上に爆弾なんて落とされたら、俺の引きこもり生活が丸焦げになっちまう!!)
パニックに陥ったレオンは、露天風呂の湯気の中でギリッと奥歯を噛み締め、鋭い『三白眼』で真上の空を睨みつけながら、必死の防衛策(農園保護計画)を低く唸るように呟いた。
「……ふざけんなよ。空から邪魔者が降ってくるってんなら、そいつらが来る前に、あの装甲車から剥がした鉄板と魔導炉心をぜんぶ繋ぎ合わせて、この畑の上に『絶対に穴が開かない分厚い日除け(屋根)』を増設してやる……! 空飛ぶ船だろうが何だろうが、俺の野菜の上にゴミ一つ落とさせやしねえぞ……!!」
――ゴオオオオオォォォンッ!!
湯気を吹き飛ばすほどの気迫(ただの農園死守の執念)に、ヴァイス大尉と部下たちは再び全身をビリビリと震わせた。
「「「な、なんとぉぉぉっ!? 我が帝国が世界に誇る『魔導飛空艇団』の絨毯爆撃すら、神王様にとっては野菜を汚す『ゴミ』や『日差し』と同レベルだとぉぉっ!?」」」
「しかも、我々の装甲車の装甲板を再利用して、空からの攻撃を完全に無力化する『対空絶対防壁(日除け)』を構築されるおつもりか……! もはやガルドニア魔導帝国に一ミリの勝機もない!!」
畏怖と感動に打ち震えたヴァイス大尉は、ザッパーン!と湯しぶきを上げてレオンの前に進み出ると、湯船の底に額をこすりつける勢いで平伏した。
「神王レオン様ぁっ! もはや我々は愚かな帝国へ戻るつもりはございませぬ! どうかこのヴァイス以下十二名、本日より白山神王軍の『農業開拓部隊』および『対空屋根の建設作業員』として、一生ここで働かせてくださいぃぃっ!!」
「「「お願いします! 毎日もつ煮込みと大根を食べさせてくださいぃぃっ!!」」」
「えっ!? お、おい、国へ帰らなくていいのか!? ……まあ、畑仕事と屋根の増設を手伝ってくれるなら、ちょうど猫の手も借りたいところだったし大歓迎だけどよ!」
こうして、帝国軍が送り込んだ最精鋭の機甲偵察隊は、一人の脱落者も出すことなく、丸ごと無明院の「住み込み農業スタッフ兼・魔導整備班」として再就職を果たしたのだった。
――『白山神王軍・人事異動および装備改定記録(オルハ記)』より抜粋。
「本日付で、元ガルドニア魔導帝国・第零特務偵察隊のヴァイス大尉以下十二名を、無明院・農地開拓部および魔導農機整備班の見習いとして採用いたしました。また、彼らが寄贈してくれた三両の多脚装甲車は、クルミちゃんの手によって『八脚魔導耕運機』へと生まれ変わり、来春の作付け面積が三倍に広がる見込みです♪」
この記録は、のちに編纂された『白山神王正史・内政篇』において、神王軍がいかにして帝国の最新鋭技術と人材を自軍へと吸収していったかを示す好例として引用されている。一滴の血も流すことなく(顔面への大根直撃を除く)、極上のホルモン料理と霊泉のみでエリート部隊を丸ごと農夫へと鞍替えさせたこの出来事は、帝都の軍司令部に計り知れない衝撃を与えた。そしてヴァイス大尉が警告した通り、連絡途絶を知った帝国北方軍の本隊――空を覆う『重装・魔導飛空艇団』が白山へと進撃を開始し、のちに語り継がれる『白山・大防空戦』の幕が切って落とされることになるのである。




