表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブレインシード:ツーサイド・ジャッカーズ  作者: リオ
ジャッカーズ・エンカウンター
5/22

断章:『蠢動』

△△△△

「—ック」

「ね、ジャック」

周囲は黄昏時の黄金色に満たされている。

まぶしくて目を開けることができない。

「いつまで寝てるの?」

温かく、しかし寂しげな声。

―そうか寝ているのか。俺は。

()()()()()()()()()

しかし体が動かない。滑らかな白い手が、彼の頭を撫でた。その指に、黄玉(トパーズ)の指輪がはまっているのを、かろうじて目にする。

いったい誰の声だったろう?

△△△△

『▽『オーガ・インストーラ』再起動の予兆を確認。部位は『右腕(デクステラ)』、予想実行能力値は20%。『(ルベル)』の申請に基づき、起動中の『心臓(コル)』を含めた計画実行能力値及び実現可能性の再評価を行います。—未承認。現段階での計画(プロトコル)再始動は認められません。』

「お堅いのね、忠実なのね」

 錫を打ったように涼やかな少女の声が響く。

「やっぱりあんたとの約束、守るしかなさそうよ。ハウリー」

 右手に握った深紅の枝切ばさみを、少女はもてあそんだ。

 欲しくもなかったプレゼントを手にしているような、けだるげな動きだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ