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『解錠:恐怖』
「何、これ―。怖い、恐い!」
赤毛の少女はカフェテリアの床にぺったりとうずくまる。傍らのジャックの腕に縋り付き、視界を覆っている。
「ユズリハ、しっかりするんだ、いずれ収まる。—シャロン、君は?」
「大丈夫だ! だけどこの『共振波』、この間とは違う。恐い、何かが―」
『▼『監視塔』から全『伐採者』、『庭師』、『斥候』へ通達』
『▼『漂白樹』の出現が確認されました。以後、対象を『イチョウ』と呼称します。大至急、対処へ向かってください。』
自らの『命題』に含まれていないはずの任務に、シャロンは文句をぶつけた。
『▼なんだってんだよ、こんな時に! そんなもの『伐採者』に任せ―』
『▼繰り返します、大至急、対処へ向かってください。出現場所は―『植木鉢』内、東居住区。繰り返します―』




