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失恋したギャルの「彼氏としたかったこと」に、なぜか俺が付き合っています。  作者: ころもぐら


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35/68

第35話 二人で空けておく時間

 日曜、机に広げていた大学の案内を片づけていると、父が扉を軽くたたいた。以前見た学校以外の資料も並べていたので、今、違いを見ていると話す。

 父は入口に立ったまま、分かったことがあったらまた聞かせてと言った。俺はうなずき、それから、母には話したけど、と口を開く。

「一緒に出かけてた藤崎莉緒と、付き合うことになった」

 父が一度、俺を見る。俺は写真立ての方を見かけ、顔を戻した。

「そうなんだ。金曜?」

「うん。昨日は、二人で出かけてきた」

 父は笑い、楽しそうでよかったと答えた。学校のことと付き合う相手のことを、すぐにどちらが大事かという話にはしなかった。

 扉が閉まった後、俺はもう一度、広げていた案内へ目を落とした。話したことで家での時間まで全部変わるわけではない。でも、父にも自分から言えて、少しすっきりした。


 月曜の朝、教室へ入ると、拓海が俺の方を見た。金曜の夜に交際を報告した後、対面で話すのは初めてだった。

 俺が席へ鞄を置いてから近づくと、彼は何か言いかけ、一度、教室の中央へ目を向ける。莉緒は高瀬さんと話していた。

「おめでとう、でいいんだよな」

「うん。ありがとう」

 答えたところで、自分の顔が緩んだのが分かった。拓海も笑い、土曜どうだった、と聞いてくる。

「クレープ食べて、少し歩いた」

「ちゃんと、デートだった?」

「うん。俺から、そう誘った」

 拓海はうなずき、それならよかったと言った。何をどこで言ったか、一字ずつ聞かれるわけではなかったので、俺も肩の力を抜けた。

 彼は自分の机から、先週の材料をメモした紙を出した。金曜に別の男子と見に行った店では、考えていた大きさの箱がなかったらしい。

「だから、学校にあるやつ、まず見てからにするって」

「分かった。俺も図、箱の大きさまだ空けたままだから」

 大事な話をした後も、普通に今日の用事が続いた。俺は紙を一緒に見てから、先に鞄の中の提出物を出すため、自分の席へ戻った。

 莉緒がこちらへ来たのは、その少し後だった。高瀬さんも一緒で、二人とも笑っている。

「航平、おはよう」

「おはよう」

 挨拶を返すと、高瀬さんが俺を見る。

「莉緒から聞いた。付き合うことになったって。おめでとう」

「ありがとう」

 素直に答えたのに、莉緒と一緒に言われると、金曜に返事をもらったときとは別の照れくささがあった。彼女も少し目を伏せ、ありがと、と笑う。

 高瀬さんは、自分のことを誰かへ伝える前に聞けてよかった、と言った。こちらが話すつもりのない細かいところまで、誰かの会話から勝手に広がるのは嫌だった。

「私も、先に紗季に言いたかったから」

 莉緒が答える。その言葉を聞き、高瀬さんもうなずいた。

「じゃあ、土曜のクレープは、昼に聞く。今、これ、先生出す紙あるよね」

「ある。私、もう忘れそうだった」

 莉緒が自分の席へ向き直り、俺もファイルを開く。恋人になったからと、朝の教室で話すことが全部変わるわけではなかった。


 昼休みには、四人で集まって弁当を食べた。土曜の写真を見たいと言われ、莉緒が俺へ目を向ける。クレープの写真だと分かっていたので、俺はうなずいた。

 画面の二つの菓子を見て、高瀬さんはチーズの方を気にし、拓海は俺のチョコバナナへ目を止めた。

「これ、途中でバナナだけ先に食いそうになるやつだ」

「そう。俺も、ちょっと考えた」

 俺が答えると、莉緒が、でも最後までチョコあったって言ってた、と補足する。拓海は、それならいいな、と真面目にうなずいた。

 高瀬さんが笑い、二人で食べると食べた感想まで覚えているんだねと言う。俺は少し照れたが、莉緒は、隣で話してたから、と普通に答えた。

 その後は文化祭の話になった。クラスの企画に使う大きな紙について、担当の生徒が実行委員へ必要な分を伝えたらしい。余っていた紙を分けてもらえることになり、足りない分だけ後でそろえる。

 先輩に頼んだことを、莉緒が一人で抱えたままにはしなかった。どの大きさが何枚いるかは、看板を作る人たちで見直していた。

 拓海は的の方をどう立てるかを考え、高瀬さんは入口の説明を短くし直している。最初の文章は、遊び方と写真のことを全部一緒に書いたせいで、読むところが多すぎたらしい。

「私、書いた本人だから分かるけど、最初に来た人、どっち行ったらいいか分かんないかも」

 高瀬さんが言った。

「俺も、図、矢印いっぱい足したら、全部そっち行けってなった」

 俺が答えると、拓海がそれを想像したように笑う。

「出口まで、最短で案内できそう」

「それじゃ、店見ないで帰るだろ」

 四人で笑い、俺は午後にもう一度図を直すと話した。特別な物を完成させる前に、何をしてほしいかを、まだ自分たちでも確かめているところだった。


 放課後、俺は教室の机を寄せ、実際に歩ける幅を見た。莉緒たちは、店先に掛ける色の紙を並べている。

 最初は赤や黄色が多く、遠くから見たとき目立ちそうだった。それを全部同じ場所へ置くと、どの店の看板なのか、少し分かりにくくなる。

 莉緒は紙を持って入口へ歩き、戻ってくると、一つだけ青を残した。

「ここ、全部明るい色にしない方が、文字見えるかも」

 近くの女子が実物を上げ、別の人が入口から確かめる。俺が口を出さなくても、その中で話が進んでいた。

 俺は自分の図へ戻る。付き合ってからは、彼女の方へ行きたいと思う回数が増えた。でも、今ここで自分に聞かれているのは、箱をこの向きへ置いても道が空くか、ということだった。

「こっち、もう少し寄せられる?」

 拓海へ頼み、一緒に空の箱を動かす。向かいから別の生徒が歩いてみて、ここは狭いと教えてくれた。

 戻そうとしたところで、莉緒に名前を呼ばれた。顔を上げると、彼女は大きい紙を両手で持ち、少し困った顔をしている。

「袖、落ちてきた。こっちだけ、上げてもらっていい?」

 俺は先に箱から手を離し、彼女のそばへ行った。片方だけまくった袖が戻り、紙を押さえる指にかかりそうになっている。

「ここでいい?」

 袖の端を折り返し、肘の下へ戻す。莉緒は紙を持ったままうなずき、ありがとうと言った。

 近くにいた女子が、助かったね、と笑って紙の反対側を持つ。俺は自分の仕事へ戻ろうとしたが、莉緒が小さく、あとでね、と言った。

 周りの人に隠すほどのことではないのに、その声だけは自分へ向いていた。俺もうなずき、また呼んで、と返す。

 次に拓海の方へ戻ると、彼は箱の端を持ったまま、こっちも呼んでた、と言った。

「悪い。今、行く」

「袖まくるほどじゃないけど、これ、二人いないと斜めになる」

 俺は笑って、もう一方を持った。誰かの彼氏になっても、友達との仕事を片手で済ませられるようになるわけではなかった。

 箱を下ろしたところで、一緒に運んでいた男子が、三原と藤崎、付き合ってるの、と聞いた。俺がうなずくと、そっか、おめでとう、と普通に返してくれる。

「金曜から。本人にも、聞かれたら話していいって言ってある」

 そう答えると、近くにいた莉緒も顔を上げた。目が合い、彼女が笑ってうなずく。

「うん。そういうことになりました」

 少しだけ言い方がかたくなって、本人が先に笑った。周りの二人もおめでとうと言い、それから、じゃあ、こっちの箱も運べる、と話を戻す。

 俺はもう一度手を掛けた。彼女と付き合っていることを隠さずに言っても、教室の全員が作業を止めるようなことにはならない。

 箱を運び終えると、莉緒がそばへ来て、小さく、言ってくれてありがと、と言った。

「俺も、言いたかったから」

 答えると、彼女は俺の顔を見て笑った。それから自分の持つ紙を上げ、じゃあ、私はこっち、と向こうの机へ戻る。俺も拓海の呼ぶ方へ歩いた。


 準備は、思っていたより細かいところに時間がかかった。大きい看板はすぐに目立つが、それを立てた後で、下の足が通路へ出ていることに気づく。

 遊びの的も、見える場所へ置けばいいだけではない。投げる位置と、終わった人が戻ってくる位置を重ねると、途中で人が止まった。

 実際に歩いた生徒が首をかしげ、俺たちは図の方を直した。最初に描いた通りの形へ固執するより、変えた方が早いところもある。

 莉緒が俺の図を見に来て、矢印、前より減ったねと言った。

「うん。多すぎると、分かんないから」

「こっちの方が、私は分かる」

 そう言ってから、彼女は自分の方で作った小さい看板を見せてくれた。字を上へ寄せ、下には色を一つだけ残している。

「これ、入口から見ても、字、読めた」

「うん。今見ても、そっちの方が先に入ってくる」

 俺が言うと、彼女は嬉しそうに笑った。全部を褒めてほしいのではなく、直したところが見えているかを聞きたかったのだと分かる。

 帰りに少しだけ一緒になったときも、話は紙の色や机の幅から始まった。けれど、校門を出てから彼女が手を差し出すと、今まで考えていた線は頭の端へ下がった。

「今日、いっぱい、航平の名前呼んだ気がする」

「うん。俺も、莉緒って何回か呼んだ」

「用事ばっかりだったけど」

 彼女が笑うので、俺も笑った。

「今は、用事なくても、呼んでいいよ」

 言った後で少し照れた。莉緒は手を握り直し、じゃあ、航平、と呼ぶ。

「うん」

「呼んでみた」

 それだけで笑ってもらえるなら、何度でも返事をしたくなる。俺は彼女の方へ顔を向けたまま、歩く先を一度見直した。


 九月の授業と準備が続き、文化祭の担当時間を決める日になった。公開は土日とも十時から十五時まで。クラスでは一時間ずつを目安に交代し、入口、遊び、写真を撮る場所の補助に分かれて入る。

 係の生徒が、先に外せない予定を書いてほしいと言った。ほかの部や発表に出る人もいるので、その時間を見ながら、教室が足りなくならないようにするらしい。

 俺は空いている欄を見て、どこでも入れると答えかけた。自分は発表をする予定がなく、ほかの人の方が決まった用事を持っている。

 けれど、土曜の帰りに莉緒と、一緒に回る時間が欲しいと話していた。空いている時間を全部仕事へ変えてから、残ったところで彼女を誘うつもりではなかったはずだ。

 俺は、まず莉緒の方へ行った。彼女も紙を見ていて、俺が声を掛けると顔を上げる。

「回る時間、先に話してもいい?」

「うん。私も、今、言おうと思ってた」

 彼女は土曜の午前、紗季とも見て回りたいと言った。高瀬さんが気になっている展示があり、莉緒自身も見たいらしい。

「だから、航平とは午後にしたい。大丈夫?」

「うん。俺も、午前は教室に入れる」

 俺たちは空いている欄を見て、土曜の十三時から十三時半を希望にした。それなら、莉緒は十一時に自分の仕事を終えた後、高瀬さんと回れる。俺は十一時から十二時まで教室に入り、その後で昼を食べられる。

「紗季とは、十一時から少しだけ。美術部の展示で、見たいのがあるって」

 莉緒はそう教えてくれた。校内に出ていた案内の、小さい作品写真が気になったらしい。俺も見たはずだったが、まだ自分の教室のことで頭がいっぱいだった。

「行ったら、どんなだったか、後で聞かせて」

「うん。航平も、気になったのあったら教えて」

 俺はうなずいた。二人で回る三十分以外にも、それぞれの見てきた物を、後から教え合える。

 係へ二人の希望を伝えると、ほかの予定と重ならないか確かめ、そこは空けられると思うと答えてくれた。俺たちだけが特別な頼みをしているわけではなく、ほかの人も部の発表や、友人との約束を出していた。

 俺は少し安心した。莉緒と一緒に回りたいと口へ出すのは、二人きりで話したときより少し緊張する。

 彼女が隣から俺の紙を見て、小さく、言えたね、と笑った。俺もうなずき、あとは、自分の時間ちゃんとやる、と答える。

 最終的に土曜は、莉緒が十時から十一時、俺が十一時から十二時と、十三時半から十四時半に入ることになった。莉緒も十四時から十五時にもう一度入る。

 二人の空きは十三時から十三時半。その三十分を、俺はスマホへ入れた。


 その日の帰り、待ち合わせる場所を決めた。教室の前は人が通るので、校舎の中庭側の出入口で十三時。二人とも教室で仕事をした後、一度それぞれの用事を終えて、そこで会う。

「学校で待ち合わせ、何か変な感じだね」

 莉緒が言った。

「うん。いつもの時計じゃないから、俺、違う方行きそう」

「行ったら、遠いよ。ちゃんと学校の中にいて」

 俺が笑うと、彼女も笑った。教室の席は離れていても、同じ建物の別の場所で、会う約束ができる。

 莉緒は、隣のクラスの迷路を見たいと教えてくれた。教室の中に小さい道を作っていて、制作中に入口だけ見えたらしい。

「怖いやつ?」

「お化け屋敷じゃないって。でも、道、何回か曲がるみたい」

「じゃあ、俺も行きたい。自分たちの通路ばっかり考えてたから、他のも見てみたい」

 彼女はうなずき、その後、時間があったら校内の展示を少し見ようと話す。三十分で校内全部を回るつもりはなかった。

「足りなかったら、日曜もあるし。二人で見たところが一つあれば、私は嬉しい」

「俺も。戻る時間になったら、ちゃんと戻る」

 答えると、彼女は笑い、私も、呼ばれる前に戻る、と言った。

 帰宅後、カレンダーを開くと、文化祭の日の真ん中に小さな予定が入っている。仕事の時間も隣に書き足し、見間違えないようにした。

 俺たちだけの時間は短くても、空いていたら会うのではなく、会うために二人で空けた時間だった。


 本番前日の金曜には、教室の机が普段とは違う場所へ寄せられた。完成した看板と飾りを置くと、途中まで紙でしかなかった商店街が、ようやく人の通れる形になる。

 俺は一周してから、入口の案内の前へ戻った。高瀬さんが文章の最後を直し、拓海が遊びの道具を数える。莉緒は看板の色が光で飛んでいないか、窓側と廊下側を行き来していた。

 別のクラスの生徒にも試しに入ってもらい、迷いそうなところを教えてもらう。俺たちにはもう分かりきっている道でも、初めて見る人は途中で止まった。

 入口から奥まで、一人で案内し続けなくても分かるよう、矢印を一つだけ足した。高瀬さんは短い言葉へ直し、莉緒は文字の横の飾りを少し引いた。

 拓海の作る遊びも、俺たちで実際にやってみた。柔らかい小さな布の球を、口の開いた箱へ投げるものだ。球は三つで、同じところから続けて投げる。

 俺が最初に試すと、三つとも近い箱へ入った。難しくはなかったが、もう一度やっても、あまり違うことにはならなそうだった。

「近すぎるかな」

 拓海が床の目印を見る。少し後ろへずらして莉緒が試すと、今度は二つ続けて箱の手前へ落ちた。

「あ、私、下手かも。あと一個」

 彼女は最後の球を少し高く投げた。それが箱へ入り、小さく手を上げる。

「入った。これなら、嬉しい」

 笑う顔を見て、俺も嬉しくなった。拓海はその位置へ印をつけかけたが、高瀬さんが、小さい子も来るよね、と言った。

 そこで近い線も残し、遠い線とどちらから投げるか選べるようにした。全部の人が同じ難しさを面白がるわけではないので、決めるのは来た人に任せる。

 近い線から試した高瀬さんは、三つ目だけ箱の縁へ当てた。落ちた球を見て、何も言わないで、と先に笑う。

「誰もまだ言ってない」

 莉緒が答え、皆が笑った。拓海は三つの球を回収して箱へまとめ、案内の紙に、近い線か遠い線を選ぶと書き足す。

 自分たちで作ってきた物を、ようやく遊ぶ側から見られた。俺は球の落ちるところと通路が重ならないことをもう一度確かめ、図の端へ印をつけた。

 紙を全部外すのではなく、見せたい物の周りだけを空ける。俺が入口から見ると、先ほどより奥の看板が見えた。

「そっち、どう?」

 莉緒に聞かれ、俺はうなずく。

「見える。ここからなら、次、どっち行くか分かる」

「よかった。じゃあ、ここは、そのまま」

 彼女が笑い、俺も図の最後へ印をつけた。作ってきた物が目の前にあると、修正した線まで覚えている。

 片づけに入る頃には、俺の手にも少し紙の粉がついていた。鞄を持つ前に洗いに行くと、廊下の水道で莉緒と一緒になった。

「明日、これ、本当に人来るんだね」

「うん。来てくれないと、ずっと俺たちで回ることになる」

 俺が答えると、彼女が笑った。水を止め、自分のハンカチで指を拭いている間も、視線は教室の方へ向いていた。

 莉緒は、明日の髪、上げてこようかな、と言う。作業中に何度か顔の横へ落ちた髪を、直していたからだろう。

「どっちも好きだけど、動きやすい方でいいと思う」

 俺が答えると、彼女はこちらを見た。

「どっちも、好きなんだ」

「うん。……そこ、拾うんだな」

「拾います。彼氏が言ったので」

 笑われて、俺も笑った。まだ言い慣れない言葉でも、彼女は嬉しそうに使ってくれる。

 教室へ戻って鞄を持ち、皆と一緒に施錠前の確認をした。明日の朝に出す物は箱へまとめ、普段の授業の紙と混ぜないよう分ける。

 帰り道では、二人とも少し疲れていた。いつもより話が少なかったが、莉緒は隣で歩きながら、時々俺の手を握り直す。

「疲れた?」

 聞くと、彼女は、うん、と素直に答えた。

「でも、嫌な疲れじゃない。明日、うまく使ってもらえたらいいな」

「うん。俺も」

 俺はそれ以上、元気な話題を探さなかった。疲れたと教えてくれたので、遠回りをせず、家へ戻る道を選ぶ。

 別れ際、莉緒は、十三時、と言って笑った。

「中庭側。忘れないよ」

 俺が答えると、彼女はうなずいた。

「うん。教室では、朝から会うけど。ちゃんと待ち合わせね」

 俺も手を振り返し、自分の道へ曲がる。明日の準備は、教室に置いてきた箱だけではなかった。二人で空けた三十分のことも、ちゃんと覚えていた。

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