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君といきたい ー不要品AIと小さなフクロウの旅ー  作者: yunimituki
第5章ー落石事故と残されたものー

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第5章-90 撫で放題(5章完結)

僕は軽く深呼吸をして、ガーディの膝から降りた。


「ありがとう。落ち着い……ちょっ、フク!?」


僕が膝から降りるのを待っていたかのように、フクはガーディの膝の上を占領した。


「ホウッ」


フクは頭でガーディの手を軽く押した。

ガーディは指で、フクのおでこを撫で始めた。


「今日は撫で放題です。

きっとフィナに言ったら羨ましがられます。」


フクは完全にガーディに体を預けている。


「ごめんなさい……もう夜なのに。」


「大丈夫です。

教員の許可はもらいましたし、私に睡眠は不要です。


それより、ゼロユイさんと、フクさんは寝なくて大丈夫ですか?」


「僕たちは大丈夫だけど……ガーディさんは社宅に戻らないで大丈夫なの?」


ガーディはピタリと動きをとめた。


だが、すぐにフクの頭を撫で始めた。


「撫でるのが楽しすぎて忘れてました。」


ガーディの言葉に思わず笑った。


「それ?忘れる?」


「はい。夢中になると色々忘れて困ると、ガイ隊長から何度も注意を受けました。

フクさんをもう少し撫でたら帰ります。」


「フク、良かったね。」


「ピィッ」


フクは目を細めて鳴いた。


僕は棚の引き出しを開け、黄色い羽ペンと、黄色い羽が描かれた便箋一式を取り出した。


「ガーディさん、お願いがあるんだ。

これをフィナさんに届けてくれない?


マフラーとポンチョのお礼に……。

前にフクが羽をプレゼントしたんだけど、消えちゃったみたいだから。


それと、フィナさんに似合いそうだから。」


ガーディは羽ペンと便箋を僕から受け取った。


「綺麗です。

フィナが気に入りそうです。

前に私が頂いたペンは使いやすいですし、サクも気に入っています。


ゼロユイさんは贈り物が上手いです。」


僕の顔が少し熱くなった。

ガーディはフクを優しく椅子の上に戻し、ゆっくりと立ち上がった。


「それでは、私はそろそろこれで失礼します。

ペンは必ず届けます。」


「ありがとう。ガーディさん。」


ガーディと僕は同時に手を振った。

フクはまだ撫でて欲しいのか、軽く椅子を足で引っ掻いている。


ガーディは深々と頭を下げて扉を閉めた。


「……行っちゃったね。」


「ホウッ……。」


短い沈黙のあと、僕は軽く手を鳴らした。


「よし。今日はポンチョとマフラーをつけて、一緒に布団で寝ようよ。

もちろん、フクはTシャツ付きでね。」


フクは僕の肩に飛び乗ってきた。


「決まりだね。

その前に、まずはお風呂に入ろっか。」


「ピィ!」


僕はタオルをニ枚用意して、お風呂場へフクと一緒に入りこんだ。

こんにちは。作者です。

5回目の後書きを書かせていただきます。


第5章“ 落石事故と残されたもの”が完結いたしました。

次は、第6章“公開処刑”がスタートします。


これからの物語りは、

名前の通り、犯人の公開処刑に向けて話を進めます。


キャラがたくさんいるので、覚えにくいと思いますが、混乱しにくいように頑張って書いていきます。


引き続きお楽しみにしていただけたら嬉しいです。


ここまで読んでくださった方は、お分かりかと思いますが……。


章を跨いだので、今回も3話アップいたします。

※残りの1話は12:00くらいに、投稿させていただきます。


合わせて読みに来ていただけたら嬉しいです。





ここから下記は、


・お知らせ

・キャラクター一覧


です(^^)


必要ない方は次の

・第6章-91 和やかな裁判長室へ へどうぞ。


それでは、この辺りで。

引き続きストーリーをお楽しみください。


イイネやコメント、心よりお待ちしております。


----------


◯お知らせ


1話ごとに画像をつけようと思っています。

今PV(YouTubeで動画作ってます)用に画像をたくさん持っているのですが、こちらでも活用しようかと。


まだ1枚も付けてない(時間がかなりかかる)ので、小説を追いながら付けていく事になるので、

「いきなり画像がついた!」と驚かせてしまったらすみません(⌒-⌒; )


念のためのお知らせでした。


----------


◯キャラクター一覧


今回も、今まで登場したキャラの名前や役割を記載しておきます。


宜しければ、整理にお使いください。


↓↓


◯裁判所

⭐️セキ…裁判長

 ・国で1番偉い人。

 ・雨不足のため、発掘現場から予算を減らし、医療や農業にまわした。

 ・落石事故の際は警備隊を全員出動や経路確保などを行なった。

 ・現在は、落石事故の調査で頭を負傷し、ガイと同じ病室で入院中。


⭐️レイ…副裁判長

 ・国で2番目に偉い。中性的な男性。

 ・主人公に「男?女?」と質問された人

 ・セキと一緒に暮らしているらしい

 ・最近、サクに仕事を手伝ってもらった。


⭐️ガイ…警備隊長

 ・ガーディの上司でいかつい男

 ・現在は落石事故で片腕を怪我し、セキと一緒の病室で入院中


⭐️ガーディ…警備隊員

 ・主人公を保護した鎧姿の男。

 ・サクの弟。ガイの部下。

 ・フクロウにフクと名前をつけた。

 ・フィナの恋人。


 ⭐️サク…事務員

 ・ガーディの兄で面倒見の良いしっかり者。

 ・最近、副裁判長レイの仕事を手伝った。

 


①学校

 ⭐️教員

 ・主人公の担当教員。若い男性。

 ・主人公の補習をしたり、心配したり忙しい。

※教員はサブキャラですが、登場回数は多いので記載しています。



②病院

 ⭐️コウ…医師

 ・セキやレイなど上層部の主治医。

 ・総合病院のリーダー。

 ・ガイを跪かせ、セキを駄々っ子扱いした。

 ・主人公に医者になってほしい。

 



◯電子世界

 ✨??…青いフクロウ

 ・アサハユイのフクロウ

 ・名前はまだ分からない

 ・身長40cmくらい


 ⭐️アサハユイ/プロトタイプ0…AI

 ・主人公が“誰か”と呼んでいた人物。

 ・主人公にフクを与えて旅立たせた。


 ⭐️主人公(ゼロユイ)…AI

 ・アサハユイから名前を借りた。

 ・フクと一緒に学校の寮に住んでいる。

 ・筆記は満点、実技は補習。


 ✨フク…黄色いフクロウ

 ・黄金の玉が変化した者。

 ・電子世界では玉に戻るが鳥の姿に成長中

 ・主人公と一緒に暮らしている

 ・身長25cm弱



◯光る木の広場

 ✨虹色の鳥

 ・虹色に光る巨大な鳥。

 ・羽を広げると4m級。警戒心が強い。

 ・フクに羽を1枚あげた?


 ✨白い鳥

 ・虹色に光る巨大な鳥。

 ・羽を広げると4m級。穏やか。



◯白い屋敷

 ⭐️お嬢様

 ・主人公に屋敷での出入りを許した。

 ・主人公はまだ出会っていない。


 ⭐️フィナ…メイド

 ・ガーディの恋人

 ・フクをフクちゃんと呼ぶ

 ・銀髪の美女で文字の読み書きが苦手

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