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君といきたい ー不要品AIと小さなフクロウの旅ー  作者: yunimituki


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第1章-3 鎧の男

フクロウを撫でていると、背後から声がした。


「こんな夜中に……裸の子供?」


振り返ると、赤いスカーフを巻いた鎧の人物が立っていた。

顔は金属の面で覆われている。


だが、声は穏やかだった。


僕は慌ててバッグを閉じる。

男はゆっくりと近づいてきた。


「大丈夫ですか? 寒くはありませんか?」


自分の体を見る。

六、七歳ほどの子供の姿。

何も身につけていない。


男は目の前で立ち止まり、静かにスカーフを外した。


大きな布だった。

銀の刺繍が美しい。


「これで体を覆いましょう」


そっと肩にかけられる。

布の温もりが伝わってきた。


「私はガーディと申します。警備隊の者です」


穏やかな声。


「あなたの名前は? 最近、生まれたのですか?」


「最近……生まれた?」


もう一度、自分の体を見る。

どう見ても赤ん坊の体ではない。


「ごめんなさい……よく分からないです」


困惑しながら、彼の胸元を見つめた。


ガーディは少し首を傾げ、やがて――

僕を抱き上げた。


「ここにいては風邪をひきます。

私の社宅で暖を取りましょう」


金属の音が響く。


僕はバッグを抱きしめながら、彼を見上げた。


顔は見えないのに、なぜか安心できた。


心地のいい揺れに、静かに身を委ねた。

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