第172話 12.7mmの恐怖と30センチ砲の誘惑
千代は迷わず二つの長大なガンケースを開けた。中には巨大なアンチマテリアルライフル・バレットM82と巨大なマガジン、そしてその人を撃ったらミンチになる事だけが確実の12.7mm弾の入った箱が入っていた。
それが二つ目の前にある光景とそれを両手に持って撃ちまくると宣言している祥子を前にして誠は恐怖に駆られていた。
『5.7mm弾で自動車が粉末になるんだよな……祥子さんが撃つと。それが、12.7mm弾?何がしたいの?というかあの目の前の小山……あの向こうには神社があって、その後ろには菱川重工に部品を納めてる下請け工場のある街がある……おそらくこんなものを2挺撃ちしたら……それらがすべて吹き飛ぶ……』
誠は祥子がもたらす甚大な被害を想像して恐怖した。千代は弁当箱のようなバレットのマガジンを手に持つと一発一発ゆっくりと相談していく。
「おい、誠。バレットの装弾には時間がかかる。それまでの間俺の尻を使え!俺はさっきから欲情してきたところだ!さあ!」
そう言うと祥子は制服のタイトスカートをめくろうとした。
「止めてくださいよ!茜さんも言ってたでしょ!茜さんとあまり相性が良くないかえでさんも隊に来た時は僕にそんな要求ばかりしてきて大変だったんですから!それを見て茜さんは露骨に嫌な顔してましたよ!祥子さんは茜さんの友達なんでしょ?友達の嫌がることはしない方がいいんじゃないですか?」
誠はそのままタイトスカートをまくり上げてパンツに手をかけた祥子に向ってそう叫んだ。
「かえではかえでだ!俺は俺だ!それに俺が我儘なのは茜も十分知っている!貴様もすぐに入れられるようにズボンを脱げ!」
全く人の話を聞いていない祥子はそう言うとパンツを脱ぐのをやめて今度は誠の制服のズボンへと手を伸ばした。
「止めてください!これは犯罪です!」
誠は抵抗しようとするが元々生身だったとしても2メートルを超える引き締まった身体の祥子である。それがサイボーグ化されて強化されているのである。生身の誠ではどうすることもできない。
そんな中、誠はレンジに向って駆けてくる人物がいるのが視界の先に見えるのを感じて安どのため息を漏らした。
その間も祥子は誠のズボンを脱がそうとベルトに手をかける。自然と誠は男性の生理現象が起きて困惑していた。
困り果てていた誠の視界に駆け寄ってくるカウラとかえで、そしてリンの姿を見て助かったような恥ずかしいような気持ちに襲われていた。
「ベルガーとかえでと渡辺か……俺が直腸に誠の30センチ砲を突き立てる様を見る初めての人物というのがあの三人とは……これもまた運命という奴か……」
口からよだれをたらしながら祥子は誠のベルトを外してそのままズボンを一気に引きずりおろした。




