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法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 新年度の『特殊な部隊』  作者: 橋本 直
第二十七章 破壊神と誠の三十センチ砲

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第169話 『破壊神』に夫認定された誠

 その時昼休みを終えるチャイムが響いた。


「あら、お昼も終わりですわね。誠さん……あなたもあの社会不適合者の巣に変えるのもなんでしょう。祥子さんは射撃が得意なんです。誠さんの苦手な射撃の指導を受けるというのはいかがでしょうか?ええ、大丈夫です。クバルカ中佐には内戦で連絡しておきますから」


 そう言って茜はいかにも自分の思惑がすべて順調に進んでいることを誇るかのように軽い足取りで自分の執務机へと行った。


「聞いているぞ、射撃が苦手とは現代の軍人にはあるまじきことだ。俺が見本を見せて始動してやる。俺の指導は厳しいが覚悟しておけ!」


 祥子はそのままソファーの隣に置いてあったミニガンに歩み寄ろうとした。


 慌てて誠はそれを止める。


「祥子さん!そんなもん撃ったらうちの射撃レンジが崩壊します!聞いたところだと祥子さんの法術で強化されたその弾丸は西園寺さんの230㎜ロングレンジレールガン並みの威力なんでしょ?それを毎分2000発の速度で撃ち込んだらうちの対物ライフル用のレンジの廃車も跡形も無く崩壊するどころかその後ろの小山も崩壊します!」


 誠は祥子がいずれ『破壊神』と呼ばれることになるのは間違いないが初日からそう呼ばれるのはいくらなんでもかわいそうだと思うような心の持主だった。


「そうか、確かにこれでは射撃訓練にはならないな……千代!車から俺用のライフルを持って射場に運べ!では誠!行くぞ!」


 どちらが主人なのか分からない態度で祥子は立ち上がるとそのまま歩いて法術特捜の執務室を出た。


「ああ、祥子さんそっちじゃないです!こっちの階段から降りた方が射場には近いんです!」


 考え無しに機動部隊の詰め所の方に向けて歩き出そうとした祥子を呼び止めた。


「そうか、案内を頼む。茜の前ではああ入っていたが、俺はいつでも発情している。誠もいつでも俺を自由に犯していい!俺が許可する!なんと言っても俺達は夫婦なんだからな!」


 すでに誠は自分がこの女ターミネーターに夫認定されて、かえでと同じように性犯罪者になることを望んでいることを告白されて絶句したが茜の前ではまったくそんなそぶりは見せなかった祥子の態度から考えてとりあえず無視してもいきなり射殺されることは無いと考えて射場へと歩き出した。


「なんだ、誠。俺を犯さないのか……せっかく許してやったというのに。午前中に浣腸も済ませてあるから自由に使って良いぞ!」


 祥子の大声の卑猥な発言に通りかかった運航部の紫の髪の士官や整備班の眼鏡の整備員が誠達にまた変なのが来たというような目を向けて来るのが誠には痛かった。

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